理由があり一般社団法人を設立し、その銀行口座を開こうとしている。このことは6/17に書いた。おさらいすると(余計なことかな)、青の銀行は口座維持手数料が必要なのでパスした。緑の銀行はシミ友とも呼ばれているので避け、赤の銀行に店舗訪問の予約を入れた。
その赤の銀行を予約日に訪問したところ、トラブった。最大のトラブルは「活動実態がわかるものを提出しろ」との点である。設立したばかりなので「そんなものないで」と窓口の姉ちゃんに交渉したが、話しにならなかった。奥のエライさんに相談しようともしない。
思い出したのは父親が事業をしていた当時、実家の郡山には南都銀行、三和銀行(現在の赤の銀行に飲み込まれた)、郡山信用金庫(名前は多分であり、現在は奈良信用金庫になっている)があった。父親の口座はこの3つにあったが、父親は三和銀行が嫌いだった。要するにお高くとまっていたようだ。それと同じ血が赤の銀行に引き継がれているのだろう。
「お代官様、お願いしやす」はバカバカしいので、京都銀行の本店にしようと思っている。京都のベンチャー企業を育てた銀行だから多少の希望がある。それで上手く開設できれば、友人の説「文系の老人たちが牛耳っていたら日本の組織が萎縮していく(メガバンクはその一例)」が当を得ているとの証明に少しはなるだろう。
と思いながら緑の銀行のATMで現金を引き出そうとしたところ、札を数え始めた瞬間に機械が止まった。多分機械の中の現金が足りなかったのだろう。
ATM横の電話で「止まったで」と伝えると、係員がやってきて「カードと通帳が中に入ったままですね」と言いつつ、その2つを順次出してくれた。出てきた通帳を見ると、すでに現金が支払われたように印字されている。「現金が出てへんのに、出たとなってるで」というと、「では店舗内で待って下さい」とカウンターの前に案内してくれた。
すぐに現金が渡されるのかなと思っていると、5分以上待っても案内がない。よく考えると何の証明書類も渡されていない。仕方ないのでカウンターの姉ちゃんに「まだか」と督促したところ、後ろにいた男の従業員が対応し、「すぐに・・」と謝った。その後1、2分で現金を渡してくれた。
考えるに、今の銀行は昔ながらの地位に安住している。「銀行は信用力が高い、顧客は信用力が低い」という幻想の地位にである。
だから緑の銀行では、現金を支払っていないのに「支払った」と記帳しておきながら、「信用力の高い銀行やさかい、後でちゃんとするで」との態度をとり、10分近く待たせながら、「まだ何も支払ってません」との仮の書類の1つも発行しない。
その一方、赤の銀行のように「ちゃんとした顧客であることを証明せい」と無理難題を言ってくる。「ベンチャー企業を育てないと」と政府が躍起になっているのに、これじゃあ育たないのではないか。もしくは新しい金融サービス会社に志の高いベンチャー企業はなびくのではないか。少なくとも今回の赤の銀行は「目潰し」か「芽潰し」銀行である。
その悪口を言った赤の銀行、老人向け傷害保険勧誘のダイレクトメールを送ってきた。よくある「今なら無料で」という「こませ」である。そんな商売しか考えられない情けない日本の銀行、そのリーディングカンパニーの赤の銀行、株価が冴えず、安値に放置されているのも「さもありなん」と思う。平野君、頑張ったりや。
2022/06/29