川北英隆のブログ

大和の神様は怖いかも

2つの三室山、暑かったものの何とかクリアした。実はまだ左膝が完調ではないので適当な山歩きで用心している。そんな当日、三郷駅で電車を待つうち、大雨になった。何故か。
関西本線に乗り、郡山駅に着くと雨は降っていなかった。むしろ日差しがあり、暑いくらいだったため、冗談半分ながら「雨のほうがいいな」と思っていた。
実家で草むしりや庭木の手入れをしていると、大粒の雨が降り始めた。「ぼちぼち時間なので京都に帰ろうかな」と思った矢先だった。慌てて店仕舞したところ、土砂降りになってきた。「近鉄が大雨で止まったらあかん」と少しだけ小降りになった瞬間を狙い、駅に向かったのだが、この判断が大間違いだった。
再び土砂降りとなり、ズボンと靴が完全に濡れた。老舗の中嶋でいつもの和菓子を買うつもりが、それどころではない。駅に着いて確かめると、上半身は山用の雨傘のお陰で大して濡れていなかったが、登山用リュックが完全に濡れていた。傘が小さかったうえに、リュックカバーを付ける余裕もなかったので。
思うに、龍田大社の神域、三室山で小用を足したのがいけなかったのか。もちろん山頂から少し下りた場所でなのだが。それが山頂でなら、どんな目に遭ったことだろうかと怖くなる。
考えるに、安倍氏の事件も最悪の場所でのようだ。演説の場所が奈良市の中心部から離れている。もちろん西大寺は近鉄のターミナル駅なのだが、人通りが奈良市の中で目立って多いわけでもない。そんな場所を選んで事件に遭遇したのは、やはり大和のどこかの神様に、関係者の誰かが怒りを買うようなことをやらかしたためかも。
犯人が卒業したのは奈良県立K高校だとか。ついでに調べると、大学はD大の工学部ともあるから、奈良と京都の境に近い。学力がありながら思考回路にもつれがあるのは、最近の社会の特徴なのか。神様というか宗教に恨みを持っていたとも報道されている。
2つの三室山を歩いたのは事件の翌日だった。西大寺のことを知っている乗客は事件現場を見ていた。そんなにはっきりと見えるわけではないのだが、でも「あんなとこで」と僕も再度思ってしまった。
いやー、大和の隠れたパワーは怖いかもしれない。歴史が深いだけに、どこかに何かが潜んでいそうだ。

2022/07/12


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