川北英隆のブログ

今年は祇園祭の山鉾が巡行

今年の祇園祭、2019年以来の山鉾巡行がある。中国や韓国からの観光客はいない(目立たない)ものの、最近は日本の観光客が多くなっている。西洋系の観光客もちらほらいる。
通りを見ると観光客がぞろぞろ歩いている。昨夜は宵々山だったことから、夜遅くまで通行人の声がしてうるさかったとか。僕はいつものようにバタンキューだったので何もしらないが。
ついでに「バタンキュー」を調べると、昭和の言葉、死語の世界だとか。「そんなことないやろ、わが家ではいつも使うてるで」って、「そら昭和が2人やし、しゃあないか」。
戻ると、今日は宵山である。宵々山は混むが、宵山はもっと混む。この「もっと混む」で思い出したことがある。
大学の常勤だった頃、同僚と懇親会をした。その時、少しの時間、幹事が気を利かして舞妓を呼んだ。と、千社札のような紙切れ(名刺)を渡してくれ、「財布に入れとくとお金が舞い込みますえ」と言う。「あんさんらを呼ぶとお金が逃げるのと違うんかいな」と思っていると、「ほんまは芸妓姉さんの名刺がよろしおす」とのこと。「何でや」と思っていると、「元舞妓やさかい、もっとお金が舞い込みますよってに」とのこと。
京都に移った当初、宵山に山や鉾を回った。確か歩くのも一方通行になっていたと思う。旧家は美術品を玄関横の間に展示していた。今はどうしているのか。変なのが多い世の中、うかうか展示していられないだろうにと思うが、それを確認しに出かける気はしない。
菊水鉾の日和神楽も今年は3年ぶりに町内に来るとのこと。でも聞くと、ビールをはじめ、いつも日和神楽で振る舞われる冷たい飲み物は出ないとのこと。コロナ対策だろう。観光客の中にはビールなどを飲みながら歩くのもいる。それに対して住民は依然、縮こまる。「変なの」と思うが仕方ないか。
明日の天気はどうなのだろう。気象庁のサイトによるとまあまあの天気のようだ。巡行に最高の天気は、曇っていて暑くなく、雨が降らないことである。3年ぶりの山鉾巡行、そんな絶好の天気であればいいのだが。
追記:このブログを書いた後、新聞社か放送局か、ヘリがブンブン飛び始めた。5月ではなく7月のハエか。「7-5=2」だから「うるさい」の2乗くらいの音である。昨日も飛んでいた。祇園祭、「以前もこんな被害を受けたな」と思い出した。

2022/07/16


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