川北英隆のブログ

ついでに鉾の鉾たる所以

山鉾巡行の鉾は「矛」であり、祇園祭の場合は病魔を退治するための武器である。それが象徴として鉾の飾りに残っている。
鉾の先端を通りから見るのは難しいし、そもそも普通の関心は他に向かう。
今回の新町での見学は位置が高かったこともあり、鉾の先が比較的よく見えた。その中から2つをアップしておく。
1つは(上の写真は)、わが町内が応援団になっている菊水鉾である。菊水は京都市内の名水である。先端に刃物の代わりに菊が飾られている。下の方には菊の花(造花?、本物?)もある。
もう1つは(下の写真は)鶏鉾である。太鼓のような所に鳥の巣があるような感じがする。訴訟用の太鼓に鶏が巣を作ったのか。真ん中に2羽の小さな金色の鶏もいる。
いずれも平和の象徴だろう。こんな矛先で「降参や」と言ってほしい相手は山ほどいる。世の中、そうありたいものだ。
20220718菊水鉾.jpg

20220718鶏鉾.jpg

2022/07/18


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