立木神社から旧東海道を離れ、伯母川に沿って歩く。前のブログにアップしたアオサギが番をしていた川だ。草津市役所を過ぎ、今の東海道(国道1号線)を渡り、すぐ先で今の草津川(放水路)を渡る。その先は伯母川の流域を上がっていく。
後で調べて知ったのだが、草津川放水路の一部は伯母川の流れを利用しているようだ。かつては草津川と伯母川は別の流れだったようだが、今の伯母川は放水路部分で草津川の完全な支流になっている。
合流して上流部の水をすべて草津川に取られているため、アオサギが番をしていた今の伯母川の下流部の流れは「完全な小川」になっている。こう書くのも、牟礼山の近くで見た伯母川の上流部の流れが豊かだったからである。
新幹線の下をくぐると「ロクハ公園」への表示が出てくる。それに従って右(南西)に折れ、伯母川を渡り、川重冷熱の工場横から南に向かって折れ、丘を上がってロクハ公園に入った。ほとんどが1車線の車道である。
ロクハ公園は草津市が管理している。公園の北西にある入口から入り、遊歩道を南に抜けた。公園を出ると名神高速である。その下をくぐり、住宅街(追分南9丁目)を東に抜け、4車線の県道を歩道橋で越し、新興住宅街(若草地区、青山地区)の東側に出る。
少し下り、先の伯母川の右岸に出る。源流部なのだが、7月になってかなりの雨が降ったからか、流れが豊かだった。右の高台に住宅地、左に水田と工場群が広がる。
工場群を過ぎると右(西)に橋があるので、それを渡り、小学校の横を通って住宅街(青山地区)に入る。西に上がっていくと、牟礼山の北側に出る。
牟礼山には山頂の北北西側から登った。道は整備されている。10分足らずで山頂部の稜線に出る。分岐があり、右に行くと展望台、左に行くと三角点(221.3m、点名は部田=へた)のある山頂である。まずは山頂に出た。分岐からすぐである。展望は、木の間から三上山が見える程度だった。
牟礼山は山頂部の林だけが取り残され、自然公園になっている。かつて大きく広がっていた緑は、住宅地、大学(立命館)、高速道路によって削り取られている。大学はかろうじて境界線部分に緑を残しているが。
下りは展望台に寄り、西側の松が丘地区に下りた。展望台からは草津から大津の市街、琵琶湖、比叡山から比良、三上山方面が見えた。
松が丘に下り、牟礼山を反時計回りに周り、青山地区からの登り口に戻った。後は青山、若葉の住宅街を抜け、車道に出て、それを南西に歩いて南草津駅に出た。
全行程、3時間20分だった。夏とはいえ、南草津に向かう途中までは曇天が続き、暑くはない半日だった。そうそう、草津駅に着いたのが6時半過ぎだったこともある。
上の写真は伯母川の源流部から見た牟礼山である。下は牟礼山展望台から見た立命館大学、琵琶湖、比叡山である。
2022/07/24