先日歩いた桐生の南の山塊は、その真中付近の籾山峠によって2つに分かれる。ネットを見ていると、全体を八王子丘陵と、もしくは西側を八王子丘陵、東側を唐沢丘陵とも呼ぶらしい。今回は唐沢丘陵の「主峰」唐沢山から入り、八王子丘陵西端の荒神山から下りた。
東京を5時頃に出て、両毛線の小俣で降りたのが8時少し前だった。足利での乗り換えに30分くらいかかるため、都合3時間を要した。
当日は足利駅の自販機でジュース類を買ってしまうほどの暑さだった。帰ってから調べると、桐生市の気温は8時の段階で29.6度だった。下山した12時過ぎには35度を超えていた。
小俣駅は跨線橋を渡って改札を出る。南に歩いて県道に入り、北西に歩いた後、南西に折れ、渡良瀬川にかかる松原橋を渡る。この付近から唐沢山がよく見えた。
渡良瀬川を渡った後、高架になった国道(50号線)をくぐり、唐沢丘陵の裾に沿って南東に800mほど歩くと、右手に東沢寺への細い道が出てくる。それを100m弱歩くと寺の駐車場に出る。お盆に入ったので、お墓参りの人がいた。
山裾の赤い鳥居を目指して墓地を抜ける。鳥居から山道である。クヌギやナラの目立つ広葉樹林に入っていく。最初は夏草が少し邪魔だが、そのうちしっかりとした道になり、奥の稲荷大明神に続く。お狐さんと小さな社がある。
その後、道は尾根に入る。しばらく明瞭なのだが、やがて踏み跡が乱れる。冬枯れなら適当に尾根に入ればいいのだろうが、真夏なので遠慮し、踏み跡を探しつつ登った。山頂の南東側に出るとハイキングコース(?)的な道に合流した。唐沢山の山頂はすぐだった。
山頂には一等三角点(261.1m、点名は唐沢山)がある。その横に東屋があるので、水分補給をした。高度差200mばかりの登りながら、ジョロウグモの巣が多い(それが顔にぶつかり、へばり付く)ことと、暑さで疲れてしまった。
写真、上は稲荷大明神の鳥居である。これをくぐって唐沢山へ登っていく。下は唐沢山の山頂である。
2022/08/13