川北英隆のブログ

今年の夏に思う

今年の夏は異常だった。気象庁も梅雨明けを間違ってしまったくらいだ。気象庁を非難するつもりはまったくない。自然の動きを全部知るべきだし知ることができると言うのは、人間の傲慢だろう。
梅雨明けについて、気象庁の本土に関する(すなわち梅雨入りと梅雨明けの早い沖縄を除く)速報値は、東北北部を除いて6月下旬だった。ちなみに近畿は6月28日だった。
それが昨日に発表された確報値によると、九州から関東甲信越にかけては7月22日から26日になった。近畿は7月23日、祇園祭の後祭の翌日である。さらには、北陸から東北は「特定できない」に変わった。雨が降り続いたからだろう。
思うに(暇な時に気象庁のデータを使って調べたいと思うのだが)、北海道の南部に本格的な梅雨の現象が現れているのではなかろうか。以前は蝦夷梅雨とも呼ばれていたが、もはや普通の梅雨としていいのではないのか。とすれば逆に、沖縄の梅雨が消滅するのかもしれない。
梅雨から離れ、もう1つは京都の気温である。
最高気温が35度を超えたのは、6月は3日、7月は8日、8月は13日だった。
前年の2021年が、それぞれ0日、11日、7日だった。その前年の2020年が、それぞれ0日、2日、22日だった。以上から、今年が異常に早く暑くなり、かつ暑い日が多かったとわかる。本当はもっと遡らないといけないのだが、今日はここまで。
ということで、9月に入ると暑い日が少なくなるから(2020年の35度超えは2日あるが)、今年の京都の夏の中間報告である。「えっ」、気象庁のように10月に入って「すみません、修正報告を」と言わないといけないかもって。

2022/09/02


トップへ戻る