今年の夏、極めて暑かったこともあり(京都は今も暑いが)、ビールが美味かった。中でも飛び切りのビールがあった。それは何か。
特定のビール会社の回し者でないことを最初に誓っておく。
その上で、最近はサッポロが好きである。夏はさっぱりしたアサヒのスーパードライも好みである。さらに言えば、日本酒が大好きだった父親は、80歳近くまでビールといえばキリンラガー一筋だった。これで1社を残し、ほぼ日本メーカーは尽くせたような。
サッポロは昔のビールの味がする。つまりホップがきいていると思う。だから冬はエビスが好きなのだが、夏の乾いた喉には、とくに冷房のない屋外では何となくぎくしゃくする。喉につかえるような感じか。だからスーパードライの季節である。
最近ではサッポロのゴールドスターも好んで飲んでいる。安いこともあるし、夏にはスーパードライと同様、喉に軽い。もっとも、体調や気分によって雑味があるなと思うこともある。安いから仕方ないか。
そんな今年の夏、一番気に入ったのがグリーンの缶に入ったヱビス・ザ・ホップである。こちらは普通のエビスより高いのだが、飲むと口の中に爽やかさが広がる。名前のとおりホップが自慢らしく、実際のところ口の中に広がるのはこのホップの感触である。夏限定の醸造らしい。
思い出したのは琥珀ヱビスである。こちらは秋から冬限定の醸造らしい。ビールのえも言われぬ熟成感が味わえる。夏には当然合わないだろうが。
以上、ビール好きの戯言かな。
2022/09/15