月曜日の朝7時半頃、台風14号の位置が不明瞭になった。多分、関門海峡付近なのだろうが、つぶらだった目が潰れてしまった。勢力も970hPaまで落ちた。九州の山で疲れたのだろう。上陸地点を見て第二枕崎台風と呼ぼうと思っていたのに、どうも違うようだ。
どの程度の被害を九州にもたらしたのかはまだ定かではないものの、九州と四国東部の山間部に非常に激しい雨をもたらした。川の氾濫が心配である。
この台風の上陸地点を見て、枕崎台風を思い出した。ウイキペディアによると、1945年9月17日に鹿児島の枕崎付近に上陸した。枕崎では916.1hPaを観測したという。その後、綺麗な放物線を描き、日本列島の太平洋岸を通過していったようだ。
この916.1hPaは、1934年の室戸台風で観測された911.6hPaに次ぐ。今回の14号のニュースで「過去に経験したことがない・・」というアナウンサーの発言は、「ワテにとって」という主語部分を付け加えないと間違いである。鹿児島南部に上陸した時、中心部(目)の気圧は940hPa程度にまで上昇していたはずである。
この台風は日本列島の日本海側を通過していく。関西にとって日本海側を通過する台風の心配は京風違う強風である。雨は紀伊半島の山に遮られ、比較的少ないだろう。
以上、速報的感想である。関西が最大の影響を受けるのは今夜だろうから、明日の朝の感想は「えらく怖かった」になっているかもしれないが。
2022/09/19