川北英隆のブログ

蚊の王国の猛攻を受ける

先日、郡山の実家に出掛け、夏に茂った草や木の手入れをした。今年の夏は暑すぎたため、定期的な手入れをサボっていた。友人に言わせると、「木や草の茂り方が、いつもより早くかつひどい」「本格的に亜熱帯気候になった感じ」とあった。まさにその通り。
草が庭一面に伸びている。それを引いていたら蚊に襲われた。もちろん予想をしていたから、ヒル除けの伝に基づきズボンの裾の上に靴下をかぶせ、長袖の出で立ちにした。しかも虫除けを塗って領土防衛を試みたのだが、猛攻によって絶大なる被害を受けた。
「ここは僕の家、蚊の王国と違うで」と何回も抗議し、それでも迫ってくる蚊を何匹か叩き潰したのだが、防衛しきれなかった。まず、靴下の網目が蚊の細長い口(ストロー)の侵入を許した。とくに目線の届かない踵部分を徹底的に狙われた。
少し薄手のジャージのズボンも狙われた。靴下は事前に心配していたのだが、ズボンは靴下よりも目が詰み、少し厚手だから心配していなかった。しかし蚊にとっては口を比較的簡単に侵入させられるらしい。
その日の夜は足が痒くて眠りが浅かった。朝、痒い箇所を見ると思っていた以上に食われていた。郡山から帰ったその日の晩には「まあ大したことないかな」と思っていたのだが。
教訓である。人間の世界だけでなく、蚊の王国の侵入にも細心の注意が必要なようだ。

2022/09/30


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