川北英隆のブログ

近畿の古道を歩いて

趣味として古道を歩くことはない。古道や街道は山歩きのついでに歩いている。その証拠に、世界遺産になった熊野古道がどこにあるのか正確なことを知らない。本稿を書くためちらっと地図を見てみたが。
そんな中、今年は北国街道と古道近江坂を分割して歩くことになった。古道ではないが、最近人気の高まっている(情報ではシブイ人気らしい)高島トレイルも歩いた。
北国街道は国道だから山歩きではない。車に気をつけさえすれば普通に歩ける。歴史もたくさんあるし、昔の家並みも残っている。季節はもちろん春か秋である。
とはいえ普通の街歩きのようにはいかない。ハイキングになる。バスの時間を調べておいて、それを上手に使いつつ歩くといいのではないか。人数が揃えば、タクシーを途中から活用する手もあると思う。車ではあまり行って欲しくないというのが本音である。
古道近江坂はかなりの割合を歩いた。とはいえ歴史が残っていそうな若狭の集落付近はまだ歩いていない。
また、能登越付近から天増川に下りないといけないかもしれない。かつて天増川には集落があったそうだが、今はない。その天増川から、大日岳の南の稜線に上がれるのかどうかも不明である。今の古道近江坂は今回(先週)歩いた稜線上に復活している。
高島トレイルは古道近江道と重なっている箇所がある。今回も少し歩き、大御影山と大谷山の間をつないだ。大谷山は4年前、その高島トレイルを北側から、三国山、赤坂山と歩いて訪れている。このため今回が再訪となった。その結果、高島トレイルのルート上のピークで訪れていないのは、百里ヶ岳の東北東にある駒ケ岳と二の谷山である。
この高島トレイルと、それと重なる古道近江道は林が素晴らしいと感じている。人里離れ、植林の対象になりにくかったのだろう。
それだけに気軽なハイキングとはいかない。現在はコースの整備が進んでいるようで、ルートファインディグの必要性に乏しくなっているが、それでも山慣れていないと戸惑いそうな箇所がある。縦走する場合には体力も必要になることだし。
それだけにコースに入って歩き通せると、疲れはするものの楽しい。知り合いに歩くようにと勧めたくなる。ということで、ブログを書く楽しみが出てくる。

2022/10/05


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