川北英隆のブログ

新穂高へ

三国岩の三角点からは途中まで往路を戻り、車道の手前で右へ、三国池への道に折れた。六甲の主稜線上に小さな池が多い。住民の生活用水用だろう。三国池もその1つながら、少し風情があった。
池から車道はすぐである。それを横切り、杣谷峠方面への遊歩道に入る。水の流れで道が少し荒れているので、神戸市も財政難なのかなと思った。下り切ると車道である。それを東にとり、悪口を言った神戸市の施設(自然の家)の横を通りつつ谷を時計回りに巻くと、杣谷峠に出た。
峠から車道をさらに400mほど西に歩くと徳川道への分岐が右手(北)にある。それに入ると、もう一度、すぐに分岐となる。分岐を東側に下れば穂高湖への散策路ながら今回はパスし、西(左)に入った。これが徳川道である。黒船による神戸の開港に備え、徳川幕府が西国街道の迂回路を大名行列用に作ったとされる。
だからか、今は立派な遊歩道になっている。それを300mほど緩やかに下ると、右(北)の斜面を踏み跡が上がっている。新穂高への登り口である。広葉樹林と下草の笹が目立つ。
道は笹かぶりながら明瞭である。途中、小さなピークを2つ越える。穂高だからジャンダルムか。最初の小ピークを越えた地点で新穂高が見える。「三角形のピークだから穂高なのだろうが・・」と思いつつ、次の小ピークを越える。
道に被さった笹を、ヘビ用心のためにストックで除けながら歩いていたところ、小さなマムシが1匹横たわっていた。ストックで触っても動かない(成仏していた)ので、道の外に出しておいた。
2番目の小ピークの先、鞍部から急登すると新穂高(648m)の山頂だった。木の間から多少の展望がある程度だった。
休息の後、往路を戻った。新穂高には周遊路があるが、そこまでする気も生じなかった。
写真、上は「ジャンダルム」付近からの新穂高、下は新穂高の山頂である。
20221014新穂高を.jpg

20221014新穂高の山頂.jpg

2022/10/14


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