川北英隆のブログ

大文字山が危険だとは

ネットのニュースを見ていたら、「実は遭難が多い京都の大文字山」という記事が京都新聞に掲載されたという。その京都新聞はケチで、ほとんどのニュースをせいぜい1、2行しか見せてくれない。この大文字山のニュースも同様だった。
どんなニュースかというと、意外にも「山岳遭難が府内で最も多い大文字山」とあり、その「救助活動に活用するため、左京消防署が大文字山の詳細なルート地図」を作ったらしい。後半の「」が変な箇所についているのは、京都新聞が隠しているから。ご容赦を。
確かに大文字山は気軽に登れる。大学1年生のときに同好会だった山歩会に入ったところ、大文字山の中腹(火床)で新人歓迎会があった。酔っ払ってでも何とか下りられるような山だった(ほんまかいな)。だから誰もが登る。
「でもね」と思うのは、道が複雑なことである。銀閣寺から山頂までは迷わないものの、その先は枝道が多い。知っていないと迷いかねないし、山慣れていないとパニックになるかもしれない。だから「山岳遭難が府内で最も多い」のだろう。
それで消防署がどんな地図を作ったのか、それを配布しているのかどうか知りたく思い、少し探してみた。結論はというと、地図は見つからなかった。「そんな素晴らしいものを作ったのなら配ってんか」「そしたら遭難対策になるのに」と思うのだが。
というのも僕自身枝道に入ったことが少ない。「この道はどこに行くのかな」と思いつつも、いつもトレーニングでしか入らなのものだから、確かめようという気にならない。

2022/10/25


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