祝日を狙って摩耶山を西側から登り、一般コースを南に下った。摩耶山から北に向かって歩く選択肢もあったのだが、先週の疲れがあってか、普通に下ることにした。
コースの起点は神戸電鉄の鵯越(ひよどりごえ)駅である。2019年1月、山陽電鉄須磨浦公園駅から六甲全山縦走路を鵯越駅まで歩き、その後に雄岡(おっこ)山と雌岡(めっこ)山を歩いたことがある。今回の六甲はその続きでもある。祝日を選んだのは通勤ラッシュを避けるためだった。
鵯越駅から菊水山(458.8m)と鍋蓋山(486.1m)を越える。ここまでは全山縦走路である。鍋蓋山から下りた後、「ついでだから」と再度山(ふたたびやま、470m)を往復し、高雄山(476.0m)の西麓に回った。高雄山を越えて南に下ると全山縦走路に戻るのだが、喧騒を避けたいこともあり、世継山(417m)に立ち寄った。世継山の山頂は残念ながらハーブ園の敷地になっていて立ち寄れないので、ほぼ同じ高さの小ピークで我慢した。
その後、全山縦走路に戻り、トレランや中学生に混じって摩耶山(702m)を再訪した。山頂で休息しながら下山路を考えたが、えらく疲れたこともあり、北へ神戸電鉄花山駅を目指すのは次回以降の宿題とし、今回はあっさりとメインコース(上野道)を下ることにした。旧摩耶天上寺を経るコースである。下山して、阪急の王子公園駅に出た。
今回の山は、摩耶山を除いて標高400m台だが、それぞれ独立していてそれなりの高度差がある。また登山道は整備されているものの、いくつものコースがあるため、意外にわかりにくい。加えて大勢が踏んでいるからコースの痛みも多い。六甲のメインはは花崗岩質だから、その岩がむき出し大きな段差になっている箇所もある。
逆に落ち葉を踏んで歩くことが少ない。これが痛めている膝に負担をかけたため、疲れを増したのかとも思う。
それはともかく、今回の摩耶山西側の歩きにより、六甲の「記念碑台」から「極楽茶屋」の区間、車道を歩くと約3キロ程度を除き(今回のように遠回りな脇道を歩いた箇所もある)、ほぼ全山縦走路を歩いたことになる。多分残りの車道約3キロ歩きに挑戦することはないだろう(そこまでの趣味はないので)。
鵯越駅を出たのが7時45分、王子公園駅に着いたのが14時55分だった。
写真、上は旧摩耶天上寺の境内からの摩耶山、下は下山時の上野道から見た大阪湾である。
2022/11/04