京都から菊水山の最寄り駅である鵯越へ行くには、阪急十三駅で神戸線に乗り換えて神戸電鉄新開地駅まで行き(十三から直通もしくは途中で乗り換え)、そこで神戸電鉄有馬線に乗り換える。神戸を知らない者にとって少し複雑である。
鵯越駅の改札を出ると登山者が何人も集結していた。先が思いやられると感じつつ、以前に全山縦走路の高取山から下りてきたときに複雑だったなとも思いながら踏み切りを渡り、いきなり道を誤った。車道を歩くのではなく、駅からすぐに、線路の東側伝いを下りていく道(細い歩道)に入らないといけない。沢の左岸に出て、山裾の林の中を東に歩くと車道に出る。それを烏原川に沿って北へと上がっていく。
水道施設の横を通り、道路(バイパス)と神戸電鉄の線路をくぐる。地図を見ると、この付近は複雑怪奇、魑魅魍魎的な感じがする。道路のトンネル、新幹線のトンネルが走り、送電線も多い。そこに神戸電鉄や地下鉄が南北に通っている。当然ながら、住宅街が複雑な模様で展開している。
烏原川を渡って登山の始まりである。ゴルフ場を右手に見て、菊水山の本格的な登りが始まる。傾斜は急なのだが、岩場は予想していたよりも少なかった。
山頂は展望台になっていて、神戸港が眼下に見える。三角点(458.8m、点名は下谷上)がある。その山頂には人が何人かいたし、後からも上がってくる。早々に鍋蓋山を目指して動いた。
上の写真は菊水山山頂である。下は鍋蓋山から見た菊水山である。その左奥に須磨へと続く六甲の末端峰がある。
2022/11/04