川北英隆のブログ

足羽山とその南を歩く

今回の福井と金沢の天候は良くなかった。というか、この時期は冬型の気圧配置が多く、日本海側はよく雨が降る。季節がもう少し進めば雪だろう。日本海側の冬に旅行するのは初めてに近いながら、日本海との仕切りとして低い山しかない京都や滋賀の気候に似ている。
福井に泊まった翌日、ホテルの朝食を食べ終わると(福井ソバが朝食のメニューだったので珍しくホテルの朝食を予約しておいた)、晴れているではないか。「こりゃ朝の散歩のチャンス」とばかり、足羽(あすわ)山へ出掛ける用意をした。ホテルのチョックアウトが11時だから、十分に時間がある。
どう歩くのか。実は泊まっていたホテルは福井城址の南側だった。少し南に下って足羽川を渡ると、すぐに足羽山の北の登り口である。福井市内は標高10m未満、足羽山は116mだから、まさに散歩に近い。
足羽山の山頂は山塊の南の端付近にある。稜線上には神社、石碑、茶屋があり、市民の散策コースになっている。山頂付近は古墳跡とのことであるが、残念なことに大事にされておらず、山頂の三角点はついでのような雰囲気だった。
足羽山からは車道を使って南の住宅地に下り、足羽山の南に位置する山塊の西側のピーク、兎越(おさごえ)山に上がった。標高82m、低山である。しかも山頂をホテルが占拠している。その昔、かんぽの宿だったのを某ホテルチェーンが買ったらしい。
その兎越山を往復した後、車道を東に少し歩き、同じ山塊にある東側のピーク、八幡(はちまん)山を往復した。標高120m、足羽山よりも少し高い。山頂には展望台があり、福井市内と白山方面が見えた。
八幡山から往路を下ったところ、雨が降ってきた。ホテルを出るときは快晴に近かったので、傘は持たず、念のための財布だけに近かった。困ってしまったものの、道は日赤病院の前を通る。病院の敷地を見るとタクシーが数台停まっていた。
しかも「福井deお得キャンペーン」の券の一種として、タクシーチケット1000円を持っていた。そこで病院前のタクシーに乗り、ホテルに戻った。1000円足らずだが、券で払うと釣りが出ない。「チップや」とばかりチケットで支払い、すっきりとホテルに戻れた。
上の写真は八幡山から見た足羽山である。葛の葉に半分隠れていてスカッとしないが、福井平野向けのアンテナ施設が見える。下は福井市内と白山方面である。白山付近は右端の奥に小さく見えている。
20221120足羽山を.jpg

20221120福井市内と白山方面.jpg

2022/11/20


トップへ戻る