川北英隆のブログ

あの世との境の最前線に立つ

この時期、訃報が続く。喪中葉書の時期に入ったから。昨日は親戚からの喪中葉書が届いた。父親方の親戚からである。
そこには叔母さんが亡くなったとあった。95歳だったとある。父親は長男だった。今回の叔母さんを最後に、父親の弟(2人)、妹(2人)がすべて故人になった。ついでに書くと、95歳は父親側の最長不倒記録である。
母親側はというと、母親を先頭に弟2人、妹3人である。そのうち弟1人と妹2人が健在である。妹の1人が(確か)91歳、母親側の最長不倒記録を更新中である。
思い出すと、祖父はともに70歳代で亡くなった。祖母は、確か母親側が80歳代、父親側は70歳だったと思う。
このことからすれば、我々の世代(団塊の世代と少し後の世代)は長生きになったような。この先、明日にでも何があるのかわからないものの、今思い起こせる当時の爺さん、婆さんのイメージからすると元気なような。
確実に言えることは、我々の世代がこの世とあの世との境の最前線に立ちつつあること。僕にとって、少なくとも父親側から見ると最前線にいる。母親側からしても、残っている叔父さんも叔母さんもすでに80歳代である。
ここでひらめいたのだが、昨日書いた倉田さんは、多分母親の一番若い妹と同じ年齢だろう。その叔母さんは2006年に亡くなっている。
以上から思うことがある。趣味が仕事でないかぎり、リタイアして好きなことをすべきである。仮に趣味が仕事であったとしても、その趣味だというのが、本人だけの思い込みということもままある。自分の趣味のために傍に迷惑をかけていないかどうか、老害になっていないかどうか、常に自らを省みるべきである。

2022/11/23


トップへ戻る