川北英隆のブログ

足羽山を越える

11/20のブログの続きである。福井の中心部から足羽(あすわ)山を目指すには、まず足羽川を南に渡る。泊まっていたホテルからは、路面電車(福井鉄道福武線)の走る幸橋を使った。
橋を渡ると西に足羽山の高まりが見えるので、そちらへ適当に進む。足羽山の北端から登ることになる。
銅像のある左内公園を過ぎ、水道記念館の横から百坂を上がる。足羽山を北から登るには愛宕坂と百坂とがある。愛宕坂が表口であり、百坂は裏口的なのだが、後者の距離が短い。ともに凝灰岩に近い笏谷石(しゃくだにいし)が敷き詰められているため、緑っぽい。
坂の上は足羽神社の境内である。参拝の後、足羽山の稜線上に付けられた車道を基本的に歩く。福井に功績のあった人物の碑がいくつもあり、放送用のアンテナもある。茶屋も何軒かあった。
当日は雨が上がった直後のこともあり、散歩している人が何人かいたものの、車もほとんど通らず、静かに紅葉の始まった林の中を歩くことができた。
パゴダのような平和塔と福井テレビの放送施設を過ぎると、道の両側に駐車場が広がる。北側に小さな丘と手前に切り崩した跡がある。その丘が山頂である。
東側から登ると「大塚山古墳」とある。古墳の説明には「南半分が削平され駐車場になり北半分が遺存・・古墳頂上には三角点・・」とある。
その説明書きから西に上がるとすぐに足羽山の山頂だった。三角点(116.4m、点名は足羽山)がある。周囲は林で展望がない。山頂から、踏み跡をたどって西に歩いた。すぐに道路の上に出るのだが、1mくらいの段差がある。濡れていたから、滑らないように注意して下りた。
山頂からは兎越(おさごえ)山との鞍部を目指して下った。方角的には山頂のほぼ南ながら、車道を使ったので(多分それしかない)、北に回り込むようにして下る。そのため、少し長く感じた。下り切ると人家(門前町)と、比較的通りの多い車道に出る。兎越山へ上がる車道がほんの少し西側に見える。ホテルから1時間かからなかった。
上の写真は百坂である。福井の中心部も見えている。下の写真は足羽山の山頂、大塚山古墳である。
20221123百坂.jpg

20221123足羽山山頂.jpg

2022/11/23


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