川北英隆のブログ

ハワイのマウナロアが噴火

ハワイのマウナロア(4169m)が11月27日(現地時間)に噴火したと報じられた。1984年以来、38年ぶりだそうだ。米地質調査所によると「山頂からは今も溶岩が噴出しており、カルデラからあふれ出ている」らしい。
AFPの報道にリンクしておく。
マウナロアはハワイ語で「長い山」という意味である。その名の通り、長くて巨大な火山である。ウィキペディアによると、マウナロアの体積は富士山の60倍以上あり、世界最大の火山らしい。また(確か)地球の中心部から測った場合、地球で一番高い山だとも書かれている。
1998年に友人のOとハワイに出掛け、マウナケア(4205m)とマウナロアに登った。
マウナケアには天文台が林立しており、車道が山頂部まで続いている。だから、高山病に注意しなければならないものの、比較的簡単に登れる。
一方のマウナロアは一番簡単なコースでもかなりの歩きを強いられる。記録によると、車道をPuu Huluhuluからマウナロアの気象観測所(3474m)まで上がり、そこから歩いた。当時の体力でも8時間かかった。しかも帰りは運転していたOが高山病に近く、「頭がフラフラする」とこぼしていた。宿泊地のヒロを出たのが朝の6時、戻ったのは夕方の6時に近かった。そうそう、夜中に日本(I君)から突然電話があったのも、このハワイ島の登山の最中だった。
とはいえマウナロアは印象的な山である。山頂部に広がる火口がとにかく広大である。今回の噴火ではそこに溶岩が溜まり、溢れ出すのだから、イメージしただけでも大規模な火山活動である。
写真、上はマウナケア山頂から見たマウナロアである。巨大すぎて持参したカメラのレンズでは半分未満しか写らなかった。下はマウナロアの火口である。これも同様に全体が写らなかった。楕円形をしていて長い部分は5キロ程度ありそうだ。いずれも魚眼レンズかそれに近い超広角レンズが必要である。
20221129マウナケアからのマウナロア.jpg

20221129マウナロア山頂と火口.jpg

2022/11/29


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