京都市営地下鉄のダイヤが変わった。どうなったのかと言えば、本数が減る。それを京都市は「令和4年12月17日(土曜日)にダイヤ改正を実施します」としている。日本語を知らへんのかな。
何かを変えることがすべて「改正」なら、どこかの国が憲法を変えて「隣の領土もこっちに領土」と書いたとしても、それも「改正」である。新聞記者でさえ今回の京都地下鉄について「ダイヤ改正」との見出しを付けている。
たとえば京都新聞は、「京都市営地下鉄がダイヤ改正 経営難から減便」と。京都市から地元のニュースをもらわないといけないから「改正」としたのか。「改悪」と書くのが市との関係で難しいのであれば、せめて「改定」だろう。子供に間違った日本語を教えることになる。
京都市も最初から「改定」としておくべきだった。それとも「和服の市長はんが日本語を知らんのかな」。
それはともかく、ダイヤがどう変わるのか。烏丸線も東西線も11-14時の時間帯が1時間当たり2本の減便となる。さらに東西線は京阪電車の乗り入れ本数が減る。
観光客の多い烏丸線の四条駅では、11-14時の時間帯、京都駅方面行きが1時間に10本から8本になる。1回逃したら8分くらい待てというわけだ。その他の時間帯は変わらないらしい。
なお、このダイヤ改悪、他の時間帯は減便にならないとある。比べたわけではないので本当かどうかはわからない。
京都市の財政は苦しい。観光客が減り、乗客も減っているからだとか。「でもね、地下鉄の本数を減らしたら、ますます観光客が使わなくなる」。京都市も悪循環、縮小均衡の道を選んだような。前から言っているように、寺社の協力を得て財政を潤わせるのが本筋ではないのか。
2022/12/18