川北英隆のブログ

三国塚へ

御斎峠の展望台(標高600m)から戻り、車道をさらに400mほど下る。左手(南)に林道(上六呂谷林道)の入口があるので、それに入る。後は林道を使って御斎峠から三国塚へ続く尾根に入ればいいのだが、脇道が多く、少しだけややこしい。
林道はすぐに分岐する。右(北西)に折れ、631mのピークから続く山塊を巻く。林道が南を向くと目指す尾根が近い。尾根に向かう整備された林道は2本あり、どちらを歩いてもいいようだ。今回はヤマレコを参考に、足跡のある東側の(遠回りの)林道を歩いた。
尾根に出ても、それに沿って林道があり、同時に赤いテープが三国塚への尾根上のコースを示す。その尾根上のコースだが、最初はアップダウンの後、すぐに林道に戻ってしまう。疲れるだけなので、542mの独立標高点付近までは林道を歩いた。
林道から離れ、尾根上をたどるようになると、植林混じりながらもコースが整備されているが、やはり小さなアップダウンが多い。季節風も強く、日陰には雪も残り、寒さを感じる。
行者山への道を右(南)に分け、少しだけまとまった登りになり、619mのピークを越す。ようやく三国塚とほぼ同じ高度に達したと思ったのだが、その後も小さなアップダウンが続く。やがて南斜面に付けられた林道(三国塚林道)の上側を歩くようになる。その後もコースは忠実に尾根上(県境)に続く。疲れるし、林道を見ながらでは楽しくない。
そこで林道に下りたのだが、林道はほぼ尾根の南側に沿っているため、やはりアップダウンが多い。途中、三国塚林道展望台が南側にある。立ち寄ったが、展望は思ったほどでなかった。この展望台には下の林道(三国越林道)から登れる。
この展望台のすぐ先に三角点がある。グーグルマップによると「蝙蝠岩」とある。どんな場所かと少し期待しつつ歩いた。しかし林道から見る限り、岩らしいものがないまま、三角点の位置を通り過ぎた。よく見ると林道のすぐ上の尾根に三角点らしきものがある。林道の尾根側の土の斜面をよじ登り、三角点(609.1m、点名は蝙蝠岩)を見つけた。蝙蝠岩自身は三国越林道の下にあるらしい。
三角点の先で林道に戻り、前方に三国塚らしき高みがあることを確認し、再び尾根上の道に入った。御斎峠を出てから一番の登り(といっても高度差40m程度)を経て三国塚に達した。滋賀県(近江)、三重県(伊賀)、京都(山城)の県境であり国境である。その地点には、わざとかどうかは不明ながら塚がある。付近の最高点(628m)は塚の少し奥にある。
上の写真は蝙蝠岩の三角点、下は三国塚である。
20221223蝙蝠岩三角点.jpg

20221223三国塚.jpg

2022/12/23


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