丹生山からは稜線と巻き道の合流点まで往路を戻り、その後は巻き道を歩く。帝釈山から西に伸びる稜線に出ると、かつての参詣道らしく石の道標があった。丹生神社(寺)への表参道は北側の戸田からだったとか。この地区が丹生を「たんじょう」と読んだらしい。
その先で稜線上の白い風化土を登る。巻き道を左に分け、三角点(512.7m、点名はシビレ山)に出た。山名の名札には「朝日山」とある。灌木の中のピークで、それを越して明石方面と地形図上のシビレ山の展望がある。
そのまま稜線を下るとすぐに巻き道と合流する。さらに下り、少し登り返すとシビレ山(465m)である。広葉樹の中のピークで展望はない。
シビレ山から西に稜線を下ると送電塔のあるピークに出る。その先で道は南に向くようになる。稜線上の灌木の先にダム湖(つくはら湖)、雄岡と雌岡が見える。白い風化土が削られて溝状になり、少し歩きづらい。
道は薄暗い沢に出る。しばらく沢沿いに下り、上に送電線を見ると、その先で南側の稜線に向かって登るようになり、灌木の丘の上に出る。
丘の上を西に向かって歩く。最初は白い風化土があり、ルートが不明瞭なものの、灌木の中に入ると道は明瞭なので迷うことはない。
道が南に向かい始める地点に三角点(235.6m、点名は対洞)がある。高速道路のトンネルが三角点の真下を通っている。
この三角点からコースは稜線沿いと沢沿いに分かれる。今回は沢沿いに下りたが、あまり整備されていなかった。稜線沿いのほうが良かったのかもしれない。
沢をほぼ下り切ると車道にでる。ダム湖(つくはら湖)の北側の道で、関係車両以外は通行禁止である。
写真、上はシビレ山三角点から見たシビレ山、下は三角点のないシビレ山山頂である。ややこしい。
2023/01/02