川北英隆のブログ

甲山からごろごろ岳を歩く

甲山(かぶとやま)と聞けばピンとくる関西人がかなりいるだろう。仁川(韓国ではなくて関西)の名山というか著名な山である。今回は阪急の仁川駅で降り、甲山を越し、その西側にある六甲山の一角を歩いた。正月の腹ごなしでもある。
仁川駅から甲山(309.2m)への道は、町中を通過した後はハイキングコースになっている。逆にそれだからルートが多く、地図に頼らないといけないことが多かった。登り着いた甲山は展望がいい。
甲山から西に下り、六甲山の西の前衛峰に向かった。麓の鷲林寺(じゅりんじ)からは岩の点在する斜面を登り、観音山(526m)に着いた。最高点の手前に岩の山頂があり、大阪方面の展望が素晴らしい。
その後、稜線をごろごろ岳(565.3m)まで歩いた。稜線の西側がリクレーション施設になっているようで、垣根がしてある。そのため、期待していたごろごろ岳の山頂の印象は今一つだった。大きな花崗岩が点在していて、ごろごろ岳の名前の所以がそれかなと思わせてくれたのが救いだったか。
ごろごろ岳から400mほど引き返し、下山はガベノ城(がべのしろ、483m)の稜線を使った。観音山と同様、花崗岩質の岩が点在している。もっとも、ガベノ城は絶壁で囲まれた要塞的な場所ではない。その「ガベノ城」を少し調べたところ、名前の由来は不明とのこと。しかも当初は「ガクノ城」だったとか。
ガベノ城の歩きづらい稜線を下り切ると剣谷(けんだに)の住宅街に出る。買い物にも不便そうな場所に立派な家が建っているのを見つつ、道なりに下ると夙川沿いの車道となり、最後は阪急の甲陽園駅に着いた。
基本はハイキングコースだったこともあり、7時25分に仁川駅を出て、11時45分に甲陽園駅に着いた。昼飯はと言うと、京都に戻ってから寿司弁当を買った。
上の写真は甲山の麓にある甲山大師と呼ばれる神呪寺(かんのうじ)からの甲山、下は観音山から見た甲山方面である。
20230105神呪寺からの甲山.jpg

20230105観音山からの甲山方面.jpg

2023/01/05


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