川北英隆のブログ

甲山へ

正月に食べすぎたようだ。注文していたお節料理が富山産のため、大雪を警戒して早く出荷されたように思う。しかも晦日と正月が温かった。そこで「傷む前に」と急いで食べた。そこで体調調整の必要を感じ、近場の山を少しだけ歩くことにした。
いくつか候補があったものの、近畿の北側は雪が降りやすい。その点、六甲の前衛峰は大したことはない。地図を見ると、甲山の先にごろごろ岳、ガベノ城というのがあり、子供の遊び場のようで面白そうではないか。
まずは甲山である。阪急の西宮西口駅から今津線に乗り換え、仁川駅で降りればいい。
実はこの甲山、高校時代に友達と登っている。まだ記憶が比較的鮮明な30歳の頃にメモした記録では、1967年5月に僕を含めて6人で登った。うち2人は島君と田中君、このブログで書いたように故人である。どういう理由で、どのルートで登ったのかはもはや不明である。生き延びている(落ち武者みたいやな)3人に質問してもいいのだが、答えは多分「知らん」だろう。
仁川駅から仁川に沿って西へ歩く。浄水場施設付近から丘に上がり、森林公園の中を歩き、最後は車道を使って神呪寺の入口に出た。
その後、神呪寺を参拝しつつ、境内の東側から甲山の表登山道とも言うべきジグザグ道を登ればいい。林の中に階段が続き、その横に石を敷き詰めた水路がある。
山頂は広く、芝になっている。これから登る六甲の前衛峰も見えた。登りながら、ついでに高校の頃を思い出そうとしたものの、何も記憶を叩き起こさなかった。
付け足しに書くと、仁川は関西学院のキャンパスの北側を流れている。この2者の正確な位置関係を、ブログを書くために地図を見てはじめて知った。
神呪寺は一見の価値がある。大阪湾の展望もある。歩く場合、森林公園からの遊歩道がある。今回使った車道は歩道が完備されていないので、避けるべきだ。また神呪寺の境内に入るには、交通量が多くカーブで見通しの悪い車道を横切ることになる。車中心社会の名残だろう。
写真、上は車に轢かれそうな神呪寺の入口である。呪文を唱えて車を止めないといけない。下は甲山山頂から見た六甲の前衛峰である。どれがどれだか、1回歩いた程度では、写真からは判別できない。
20230106神呪寺入口.jpg

20230106甲山からのごろごろ岳方面.jpg

2023/01/06


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