川北英隆のブログ

観音山からごろごろ岳へ

甲山からは西側に下った。ほぼ真西に下るメインの道に入ったつもりが、北西に向かうサブルートだった。それでもしっかりした道だった。甲山の人気だからだろう。小さな公園に下りた後、車道に出る。神呪寺の前を通っていた道の上部である。
その車道を歩き、大きな墓園の間の坂を抜けると目指す観音山方面が大きく見えてくる。少し北に目をやると、六甲山最高峰から東に伸びる稜線も大きい。
やがて六甲山のドライブウェイへと続く道にぶつかる。それには入らず、まっすぐに進み細くなった車道を上がる。鷲林寺へと向かう道である。途中、右(北)に鷲林寺会館がある。敷地内に三角点(248.7m、点名は鷲林寺)がある。
その先で道が細くなり、やがて鷲林寺の境内に入る。山号は六甲山、高野山真言宗に属すらしい。本堂から北に歩き、舎利殿を見て観音山の登山道に入る。登山道は砂防ダムの左手に続いている。観音山への最短コースらしい。
花崗岩質の岩と、それが風化した砂利道に松や雑木が茂っている。しっかりした道ながら、小さな岩場もある。最後に急登し、ちょっとした岩峰に達する。甲山から大阪平野方面と六甲山の展望がいい。
その岩峰から南へ稜線を少し上がると観音山(526m)の山頂だが、雑木の中のため展望がない。稜線が西に続き、ごろごろ岳方面が見える。奥山貯水池への分岐を西に分け、再度稜線が南を向く。
緩やかなアップダウンを経てガベノ城への分岐を東に分ける。登りながら、「いよいよ今日の最高点、ゴロゴロ岳か」と思った矢先、西側に塀のようなものと建物が出現した。その後は金網が続き、電気柵らしきものさえ内側にある。後で調べると「奥芦屋スタディセンター」とある。その延長線上、少し下り、登り返した地点がごろごろ岳の山頂だった。
三角点(565.3m、点名は剣谷)がある。その奥に立派な石造りの山名プレントがあり、落葉広葉樹がちょっとした林を形成していた。その林の先にセンターの一角らしい庭があり、後方に六甲山とその稜線があった。
写真、上は鷲林寺への途中から見たごろごろ岳(左の平らに近い稜線)と観音山(中央)である。ガベノ城はごろごろ岳から左下に伸びる尾根上らしい。下はごろごろ岳の山頂である。
20230107ごろごろ岳と観音山.jpg

20230107ごろごろ岳山頂.jpg

2023/01/07


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