ごろごろ岳から往路をガベノ城への分岐に戻った。戻らずに稜線を南に歩けば阪急の芦屋川駅に出られるものの、今回はガベノ城を越すつもりでいた。
200mほど下ると展望台に出る。何人かいたので、パスしてそのまま下った。急な溝状の下りを過ぎ、傾斜が緩やかになるとガベノ城である。道はピークの北側を巻いて下っていく。その下降地点付近から山頂への踏み跡が複数付いている。
ガベノ城(483m)の山頂は疎林の中にあり、甲山や宝塚方面が見えた。
往路を戻り、下山を続けた。花崗岩と風化した石が混じる道だった。時々西側の展望が得られ、生駒が見えた。金剛らしき姿は霞んでいたが。
333mの小ピークを越し、右手に大きな砂防ダムを見ながら下った。最後は石段を下り、住宅街に出た。後は夙川に沿って下ればいい。住宅街の中で複雑かなと思っていたのだが、下り道はほぼ1本に近く、迷うことはない。
甲陽学院のキャンパスの下を通り、夙川を渡り、その先で住宅街を左(北)に折れ、甲陽園駅に向かう。最後の箇所は地図が頼りになる。それでも結局のところ駅への石段を下り損ね(階段の上から駅が見えなかった)、100mほど行き過ぎてしまった。
11時45分に電車に飛び乗った。昼飯がまだだったので、少しでも早く京都に戻り、弁当を手当てしたかった。
上の写真はガベノ城の山頂である。下の写真は下りの途中から見た大阪の中心部と生駒山である。
2023/01/07