貝ヶ平山の山頂からは東に向かって踏み跡がある。見たところヤブが深そうである。中学3年の時、その道を香酔山から上がってきたと記憶している。途中で小さな貝の化石を拾った(失くした)。
山頂で早い昼食にし、帰るコースを考えた。東へ香酔山を越えるのか、それとも南へ鳥見山を越えるのか。香酔山越えの場合、榛原へのバスは2時間に1本である。バスを待つのが嫌なら、もう1山、額井岳を越えるか、国道を榛原駅まで歩くかの選択となる。鳥見山越えの場合、そのまま榛原駅まで歩くことになる。結論は鳥見山越えだった。
貝ヶ平山から南に下る。ハイキングコースである。距離にして100m少し下ると香酔山への道を分ける。その後、急な下りがあるものの、すぐに緩やかな植林の中の尾根道になる。いくつか、付近の村への分岐がある。
登りになり、左(東)へ折れるようにして鳥見山の山頂に着く。植林の中に三角点(734.4m、点名は鳥見山)がある。
後は下りである。途中、鳥見山公園がある。その上部の見晴らし台に立ち寄った。額井岳、曽爾の一部、三郎岳、烏ノ塒屋、音羽・熊・龍門、金剛・葛城、畝傍・耳成が見えた。当日は黄砂で霞んでいたのだが、晴れていると大台、大峰も見えるそうだ。
鳥見山公園へは細い車道が上がってきている。それを歩いてもいいのだが、その脇に付けられたハイキングコースを歩いた。残念ながら少し荒れていた。
ハイキングコースを抜けると新興住宅街の上部である。車道を榛原駅まで歩いた。駅まで出た後、鳥見山、貝ヶ平山、香酔山の展望を得るため(3/12にアップした写真)、坂道の多い住宅街をうろうろしたが。
上の写真は鳥見山の山頂である。下の写真は見晴らし台からの額井岳である。
2023/03/13