春の低山歩きが好きだ。いろんな花が咲いている。落葉広葉樹林から差し込む光と、その上に広がる青空がいい。次の目標を見通せる。それに蚊はもちろんのこと、蛇、蛭、壁蝨(ダニ)などの「虫」がいない。今回歩いたその低山の彩りをいくつかアップしておく。
最初は落葉広葉樹の林である。踏み跡さえあれば、カサコソと歩く楽しみがある。
ヤブツバキである。踏み跡に花を見つけ目線を上げれば、春の日差しのように咲いている。今回の山歩きでも見つけたのだが、光が良くなかった。写真は前回のものである。
ダンコウバイ(壇香梅)らしい。アブラチャンかもしれないのだが。いずれもクスノキ科クロモジ属である。
キブシである。簾のような花だ。今回は大簾(おおみす)の村落の上で見つけた。
ミツマタである。その昔、立木駅近くの村落で栽培していたのか。株が多かった。
マメザクラである。かつて白神山地の峠でも同種の花を見た。
多分、タムシバである。コブシは花の下に葉芽が1つ出ているらしいが、写真のものには見つからない。今回、帰りの車窓から、里山の裾にタムシバもしくはコブシの白い花の塊が何本も見られた。
2023/03/25