川北英隆のブログ

マイクロソフトの野望と陰謀

マイクロソフトが嫌いである。アップルも好きではないのだが、マイクロソフトは「好きでない」をはるかに超えた超越者である。毎日パソコンと向かい合い、そこでマイクロソフトの悪巧みと戦っているせいかもしれない。
これを書いているWordもマイクロソフトである。Wordに最先端のAIが組み込まれたら、「マイクロソフトが嫌い」なんて書いた瞬間、文章が白紙に戻されるかもしれない。このWordに関する記述は杞憂だとは断言できない。
それほどマイクロソフトのソフトは傍若無人である。こう感じるのは僕だけではなく、知人Oは大迷惑を被ったと憤っていた。
彼はモンテカルロシミュレーションを研究で使っている。その計算速度を上げたいとかでパソコンの自作を1年くらい前から始めた。今回そのCPUを高性能なのに取り替え、BIOSの更新を行ったところ、WindowsのPINの再設定を求められ、ついでにOfficeの押し売りが始まった。それに適当に対応していると、OneDriveを忍び込まされたらしい(一種のウィルスやんけ)。
それに気づかないで計算させていると、計算用のファイルがローカル(パソコン内)からOneDriveに移されてしまい(シミュレーションプログラムを実行した際に、計算過程でのコピー命令が予定していたローカルファイルではなく、OneDriveに記憶されたのだろう)、プログラムが停止したとのこと。同時に(彼が使っている)Googleドライブとの同期も停止してしまったらしい。おかげでOneDriveを停止させ、元に戻すのに1日かかったとか。
さらに彼は複数台のパソコンを使っているので、Office2019とOffice365の併用をしようとすると(インストールできる台数に上限があるため)、マイクロソフトのアカウントが変わってしまい、複数のパソコンを同時に使えなくなったとか。
さらにさらに、OneDriveの下にデスクトップフォルダが作られるのが原因でまたまた計算プログラムがストップしてしまったらしい。仕方ないので何とかOneDriveを無害な場所に切り離して一件落着した(はず)とも言っていた。
僕も時々迷惑を被るのはOneDriveである。Windows10を11にアップしてからというもの、OneDriveの出しゃばり方が酷くなった。ファイルの保存をそこに誘導しよう、OneDriveというマイクロソフトのクラウドのシェアを高めよう(アマゾンのクラウドをやっつけよう)との意図が見え見えである。加えてマイクロソフトのブラウザであるBingの押し売りも並のものではない。その現時点での最たるものは、Bingがパソコンのタスクバーに埋め込まれてしまい、その幅を堂々と広げたものだから、他のピン留めしたソフトの肩身が狭くなっている。
まさにウィルス、それも白昼堂々と出没するウィルスである。できればWindowsの世界から脱出したい。でもWordとかExcelとかのOfficeソフトに慣らされた者にとって、Windowsからの独立にはいろんな苦労がともなう。困ったものである。
パソコンだけではなく、脳みそにも忍び込んだマイクロソフトウィルスのような。弱気をいじめる巨大ウィルスやで。公正取引委員会ちゃん、黙っててええんかいな。

2023/03/30


トップへ戻る