川北英隆のブログ

最悪のスマホ歩き発見

東京でしばらく過ごして思ったのは、東京の地下鉄網の凄さであり、それが生むスマホ歩きの酷さである。「京都でも一緒やん」と言いたいところだが、東京は危険さえ感じるほど酷い。
どこが違うのか。それは地下鉄への階段である。まず狭い階段が多い。しかも利用者がたくさんいる。そんな状況でスマホを見ながら階段を歩くのが何人もいる。
トロトロと歩かれると邪魔そのものである。「蹴ってほしいのかいな」と思うのだが、下りで蹴飛ばすと殺人事件に発展しかねない。
と思った瞬間、こちらが殺されかねないなと危険を感じた。イメージしてほしい。スマホを見ながら階段を下る兄ちゃんや姉ちゃんが階段を踏み外すとどうなるのか。
当然、落ちてきやはる。そうすると下にいる下り客もワテ巻き込まれ、ついでに落ちて大怪我してしまうやん。人間雪崩やな。下手すると死んでしまうで。
エスカレーターはもっと危険である。今回は永田町にも出かけたのだが、その防空壕を兼ねた深い地下へのエスカレーターでスマホを見つつ歩かれたのでは危険きわまりない。「スマホ歩き、どうしてくれるねん」と怒ってしまう。
そう考えると、階段やエスカレーターの下りでは、スマホ歩きの兄ちゃんや姉ちゃんを抜き去って下に位置するのを躊躇してしまう。「せや、抜き去るふりをしつつ、よろめいたように見せかけ、肩かカバンかをぶつけて突き落とすのはどうやろか」なんてアホな発想も浮かぶ。
警察は、そういうスマホ歩きの兄ちゃんや姉ちゃんを徹底的に取り締まるべきだ。地上に出て、そんなことを考え歩いていると、兄ちゃんや姉ちゃんの真似をしたおっさんと交差点で正面衝突しそうになった。
若いのはまだ反射神経が鋭い。おっさんは鈍い。おっさんまで階段をスマホ歩きすると、それこそ大事故が発生するだろう。
そうそう、京都では制服姿の、つまり袈裟姿の坊さんがスマホを見ながら車を運転していた。誰かにぶつかっても、すぐにお経を読めるからいいのかいな。ほんまアホな世の中になったもんだ。

2023/04/14


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