川北英隆のブログ

栃木の二股山と岩山

東京に出てきたついでに栃木の山を歩いた。鹿沼にある二股山と岩山である。それぞれ500メートル程度、300メートル程度の山だから朝飯前とはいかないものの、昼飯前かなと思って東京を出たところ、存外に手強かった。
どう行くのか。東京の真ん中からだと、地下鉄日比谷線を使うのが便利である。東武と乗り入れているから、比較的簡単に東武日光線を使える。その東武の新鹿沼駅で降りる。
駅からはバスもありそうだったが(調べていない)、夕方に用事があったため、タクシーを使い、二股山の南、加園(かぞの)に向かった。タクシーは値上がりしていたものの、2400円ですんだ。
加園から周遊登山口に出て、反時計回りに二股山に登った。569.8mの三角点は南峰にある。展望が少しあった。そこから北に向かってキレット状の鞍部に下り、北峰に登り返す。この部分が二股山の核心部であり、道の整備が十分でない。
北峰の少し下にNHKの放送施設がある。それを見ながら下沢に向かう。城址を見た後、南へ谷に向かって下ると下沢の登山口である。
下沢からは車道を基本的に東に歩き、ゴルフ場の中を通って岩山の真北に出る。そこから岩山に取りつこうとしたのだが、ハイキングコースに出るにはほんの少し藪こぎしないといけなかった。
コースに出るとすぐに岩山の鎖場である。大きな鎖が足場の少ない凝灰岩の岩場に掛けられている。鎖は重いし、足場が見つからないし、90度近い斜面もあるしで、普通は登りには使えないようだ。仕方ないので岩場の西側の林に踏み跡を見つけて登った。
山頂も岩場になっている。東側から登った。なかなかの展望で、二股山がその名の通りの姿を見せていた。
その後は下るだけと思ったのが間違いで、凝灰岩の岩場続きの稜線歩きである。これを下りに使ったのも間違いのようで、登りを意識した目印、ハシゴ、ロープが多かった。
下り終えて日吉神社に出た。後は新鹿沼まで歩くだけだった。天気が怪しくなり、駅に付いた直後に雷雨となった。
タクシーを降りたのが8時10分、新鹿沼駅に戻ったのが14時5分だった。予定よりも1時間以上余計にかかった。何とか夕方の用事に少し遅れた間に合ったが。
上の写真は岩山から見た二股山で、左のピークが南峰である。下は岩山の主峰である。かつて凝灰岩(大谷石)を切り出したため、北側が断崖になっている。
20130512二股山を.jpg

20230512岩山を.jpg

2023/05/12


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