川北英隆のブログ

鷲峰山へ

関西本線の加茂駅から和束原山行きのバスに乗り、終点で降りる。バス停の横に少し細い車道があり、北へと上がっている。石柱が2本立ち、鷲峰山もしくは北山上への道だと案内している。
今回はそれをたどった。原山の村中を通り、茶畑の中を上がっていく。ちょうど茶の収穫期(2回目の茶摘みというか刈り取り)だった。東海自然歩道の標識がある。
やがて植林の中に入り、鷲峰山の南東尾根を巻きながら登っていく。勾配のきつい箇所を過ぎると、南西から南にかけて加茂付近、奈良盆地が、そして南東に三ヶ岳方面の展望がある。勾配が緩くなり、方向が北西に向くと沢(清水谷川)を渡る。その先、沢の水で道が少し荒れている。最後にジグザグに登ると林道に出る。社務所の山門が目の前である。
81年に父親の車を使った時と同じ道をたどったと思ったが、どうも道が細すぎ、勾配がきつすぎる。犬打峠付近へ出て、そこから林道を南西尾根沿いに上がり、社務所の門の前で駐車したのかもしれない。
山門をくぐり、社務所で拝観料300円を払う。無人のようだった。社務所の奥に行場への道が通じているが、今回は(前々回も、前回も)パスした。
山門の手前に登路がある。それが上部にある本堂、多宝塔、行者堂に通じている。比較的広い境内ながら、無人で荒れた感じがある。
多宝塔の横に道があるので、それに入る。肩に出た後、東に折れ、鷲峰山の最高峰(982m)に達した。空鉢(くはち)の峰とも呼ばれている。本堂の境内からすぐである。広場の中心に1300年に建てられたとかの宝筺印塔がある。07年には琵琶湖と比良の展望があったと記録しているが、今回は何もなかった。
山頂の北側、植林の中の踏み跡を下る。すぐに金堂からの道に合流し、さらに先で林道に出る。その林道を東に歩くと電波塔の下に出る。07年には林道からロープを使って上部に上がったと記憶しているのだが、今回は電波塔の北側に歩道があり、簡単に東側の一等三角点(681.0m、点名は鷲峯山)に達することができた。釈迦岳と呼ばれている。
琵琶湖の南部(草津、三上山など)の展望があった。11時、少し早いが展望を楽しみながらの昼食にしたところ、事件が発生した。M君の手のひらにヒルがいた。「じゃあ・・」と思ってズボンの裾を上げて調べたところ、右の脛にヒルが吸い付き始めていた。それを払い、長居は問題だと、次の御林山へ向かうことにした。
上の写真は鷲峰山の山頂である。下は一等三角点の峰(釈迦岳)の山頂である。
20230521鷲峰山山頂の印塔.jpg

20230521鷲峰山の一等三角点.jpg

2023/05/21


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