川北英隆のブログ

御林山を経て宇治田原へ

一等三角点から鷲峰山へ戻る。山頂には寄らず、南側の巻き道を通ると本堂と多宝塔のある広場に出る。さらに社務所の横へと下り、林道を西へと歩く。
じきに維中前への道を分ける。07年に登ってきた道である。ちなみに07年の下りは一等三角点のすぐ西側から湯屋谷へと下った。
維中前への道を分けた後、林道は南側の地福谷へと下る。京都府の植林である。鷲峰山の南側にも京都府の植林が広がっていた。さすがに手入れされている。とはいえ植林の中は単調である。雨上がりのこともあり、沢の流れがなかなか良いのが救いだった。
谷の流れが緩やかになると右手(北)へ渡る橋がある。林道のメインはこの橋を渡る。御林山への道でもある。上りになる。エゴノキが多く、白い花が満開だった。北側は松茸山らしく、立入禁止の表示が続いていた。
尾根を越えた箇所で左(南)に林道を分ける。「峠で、ここから下るのかな」と思ったが、さらに林道は上がっていく。右手に広場が、左(南)に「御林山 ふるさとの森案内図」が現れる。案内図の横に丸太で作られた階段があるので、それを上がる。
階段を上がってもすぐに稜線なのだが、その手前、右手に踏み跡がある。それを使って稜線に出て、そのまま右手の小高い山頂に上がるのが御林山への一番明瞭なルートである。
三角点(401.8m、点名は御林山)が草と倒木に埋もれるようにあった。三角点の周囲だけが植林から開放されていた。
なお御林山(ごりんざん)の名は、宇治田原町の説明によると「江戸時代に入ると・・宮廷の禁裏御料となり、栗や松茸等を多く産出」したことによるらしい。
林道に戻り、さらに下る。大規模な太陽光発電所の横を通り、国道307号線に出る。左横がバス停ね田(贄田)である。
上の写真は御林山の山頂である。ついでに、下は和束の茶摘み風景である。機械で伐採し、空気で送って袋に詰めていた。
20230521御林山山頂.jpg

20230521和束の茶摘み.jpg

2023/05/21


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