川北英隆のブログ

株価指数の特許が認められ

出願していた株価指数に関する特許が認められた。代理人である特許事務所から送られてきた書類、特許査定謄本には「特許査定をします」と書いてあった。
一瞬、「まだこれから審査するのかいな」と思うのだが、この村独特の表現であり、「出願された特許を拒絶しない」ことを意味する。つまり否定形を使って認めるという、役所的な表現である。肯定文を使えば「積極的に認めた」ことになり、何かあれば責任が発生しやすいし、そもそも奥ゆかしくないのだろう。お公家さんかいな。
これから特許料を納付する。それが終われば特許権が設定される。
特許申請の準備を始めたのが2019年の年末だった。それから3年半かかったことになる。もっとも予備申請(優先権の申請)と本申請の間に1年間のブランクがあった。このブランクはもっと短くできたのだが。
本申請したのが2021年3月である。その後、一度拒絶されたので修正をした。このため4ヶ月余計にかかった。
それにしても最短で2年かかる。今回の特許事務所を紹介してくれた知り合いの弁護士に言わせると、本申請に対して特許庁から回答があるまで、少なくとも1.5年は必要、一度拒絶されるのも普通だとか。
実のところ、この特許は2件目である。前回は共同出願であり、某共同出願の会社が前面に立って手続きをしてくれた。この意味で、今回が最初の体験である。
よっしゃ、特許剣、違うな、特許権を振り回すで。

2023/06/08


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