川北英隆のブログ

銀行窓口の変貌に驚く

久しぶりに銀行の窓口に行った。ATMではなく、店舗内に入ったと言うべきか。相手は某メガ銀行である。コロナの喪の時代、店舗に入るには予約が必要になったため、入らくなった。今回、コロナになってから初めてだった。
入ると、広い空間の照明が暗めに感じた。しかも人をほとんど見かけない。要するに寂れた雰囲気だった。
窓口には係員が1人しかいなかった。前からいるベテランのおネエさんである。何故知っているのかと言えば、苗字が珍しいから(トナカイさん的な苗字としておこう・・って何のこっちゃ)。他の派遣的なおネエさんはクビになったのか。
用事は税金の支払いだった。かつて用紙に記入しないといけなかった。その記憶から、「どこに用紙があるのや」と探したところ、店舗内にいる用務員が指示してくれた。窓口にダイレクトに行くか、税金支払い(納付)専用の機械に行くかしろとのこと。
まず機械に向かったが、そこでは若いのが操作していた。しかも鼻をすすりながら(コロナの疑いあり)、かつ延々かかっている。「ほな有人の方やな」と向きを変えた。
窓口では、通帳、キャッシュカード、印鑑を要求された。専用の画面にペンでサインして、機械の専用画面に印鑑を押した。さらに出金金額イコール納付金額が表示されるので、「あんたは正しい」と確認のボタンを押して終わりだった。
帰りに地銀の窓口をちらっと見ると、まだたくさん係員が並んでいた。それとは別次元と言うべきか、それともさすがしみったれたメガと言うべきか。コロナが革命的な窓口にしたのか、コロナがなくても窓口の革命が生じたのか。
「でもね」、店舗内の空間が寂しく感じられるくらい余っているのなら、「壁を隔てた隣の空間に置かれたATMを増設したれや」と思う。
銀行の本音としては、ATMはもっと減らしたいのだろう。そのために月末近くになると何十人も、店舗の外にはみ出るまで個人の預金者を並ばせ、「あかん、キャッシュレスにせんと」と、反省を促しているのだろうが。

2023/06/14


トップへ戻る