前週の富山は歩き足りなかった。というか今年6月は天候が定まらなかったため、少ししか歩けていない。そこで丹波篠山の手前、虚空蔵山に行くことにした。この山もいざという場合の山だった。
篠山方面への移動は何回も経験している。京都からだと阪急で宝塚まで出て、そこからJR福知山線の篠山行きに乗り換えればいい。虚空蔵山の場合、藍本か草野で降りる。
今回は草野で降り、時計と反対周りに八王子山(496m)から虚空蔵山(592m)へとたどった。下った後、藍本から福知山線で京都に戻った。
付近の山群は昨年3月にも巡った。トンガリ山(620m)、西寺山(646m)と和田山(591m)である。最高地点で600m少し程度ながら、いずれも鋭角的に天を指している。
今回の八王子山と虚空蔵山も鋭角的だった。簡単に終わるだろうと思って出かけたものの、少しだけ手間取ったと言うべきか。半月ばかり歩いていなかったこともあり、「少し疲れた」と駅に戻った。
まず、八王子山への登りの途中、山上山と呼ばれるピークの手前に鎖付きの岩場がある。その後もいくつか岩場がある。とはいえ、とっついてしまえば道はしっかりしている。脇道が多いものの、稜線をたどれば間違いない。
展望は多くないが、岩場のピークからは近くの山がよく見える。西寺山や和田山もその中に含まれる。虚空蔵山からは三田の名山、羽束山の特異な姿もあった。
季節は夏に変わっていた。花はほとんど終わっていたが、その代わりに数株、百合が咲いていた。少しピンクがかった笹百合である。また、ウルシの実が大きくなっていた。サルトリイバラにも実があった。サルをも引っ掛けるという本性?に似合わない、玉のような(本当に玉型の)実である。少し赤くなったのもあった。
8時10分に草野の駅を出て、11時45分に藍本の駅に戻った。
上の写真は八王子山の手前、大谷山から見た八王子山(中央)と虚空蔵山(左奥)である。下は藍本近くから見た虚空蔵山である。
2023/06/23