川北英隆のブログ

八王子山へ

福知山線の草野で降りる。この駅は線路の両側に出入り口がある。無人駅ながら交通系ICカードが使える。虚空蔵山へは西側から出る。道なりに北へ歩き、油井の手前で溜池を見ながら西に折れる。200m少し歩くとバス停と民家がある。そこが八王子山の登山口である。
目印も表示もなかった。少し思案しつつも、民家より少し高い所にあぜ道があるので、それをたどった。すぐに森にぶつかるが、明瞭な踏み跡が先に続いている。また目印のテープが出てくるので、正しい選択だったと判明する。
後は広葉樹の多い林の中の急な登りとなる。所々から油井方面が見える。やがて岩が点在するようになる。最後は鎖付きの大きな岩を登る。その岩の上に小さな石仏(不動明王、役行者?)が祀られている。
岩場の少し上のピークに「山上山390m」の名札があった。吉野の大峰山を模しているのかもしれない。
その先は緩やかな稜線歩きとなる。大谷山(417m)を越し、稜線が西に向く。少し先で大谷山と虚空蔵山が鋭角的に見えた。植林も少なく、なかなかの山域である。
下った鞍部には送電塔がある。鞍部から緩やかに登り、やがて南に折れる。この登りからは篠山西部の盟主である白髪岳(722m)と松尾山(687m)をはじめ、トンガリ山、西寺山、和田寺山がよく見えた。さらに西奥には西光寺山(713m)もあった。京都から少し遠いので宿題として残っている。
登りが一段落すると、広葉樹林の中の八王子山山頂があった。展望はない。三角点(495.9m、点名は草野)がある。草野から西に伸びる谷の正面にあるピークだから、少し背が低いながらも三角点が設置されたのかと思う。
上の写真は山上山手前の岩場に祀られた石仏である。下は八王子山の山頂である。
20230623山上山手前の石仏.jpg

20230623八王子山山頂.jpg

2023/06/23


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