川北英隆のブログ

AIを試してみたところ

グーグルのAI、Bardを試してみた。チャットGPTは試していない。グーグルの関門は非常に低いのに対し、チャットGPTというかマイクロソフトの障壁はそれなりにある。両者とも日本語能力はともかく、一般的な知識レベルに大差ないだろうと思っている。
グーグルのBardは、bard.google.comにアクセスし、「ログイン」をクリックするだけでいい。「Google アカウント」があれば(Gmailを使ってれば)自動的に入ってくれる。料金は不要である。
チャットGPTはよく読んでいないものの、メールアドレスの入力、氏名の入力が必要となり、さらにはマイクロソフトのアカウントとの同期が必要なような説明があった。マイクロソフトはうるさすぎるので、できれば付き合いたくない。今回はAIの現状を探るだけなのでチャットGPTはパスしておいた。ちなみにBardと同じく無料版がある。
結論である。試したところ、Bardは今のところあまり賢くない。世間一般の質問をするとそれなりに答えるのだが、少しマイマーな質問をするとすぐに、かつ明らかに間違える。ネットに公開されている情報が少ないのだろう。AIとして先行したチャットGPTを使う場合も同様だと考えていい。
使う側が有料のソフトに入り、AIを訓練するのならともかく、無料版で使いこなそうとするのなら限界がある。表現を変えれば、スマホで検索するのと大差ない。もちろんAIは答えを一発で返してくれるものの、その答えの真偽をチェックしなければならない。しかも間違いが多いのなら、チェックに時間がかかる。
検索した結果を積み上げて一つの答えを作るのか、AIでとりあえずの答えを得て、真偽のほどを確認しつつ最終的な答えに至るのか。多分、今のAIの水準の場合、前者のほうが効率的だと思えてならない。

2023/07/31


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