某社の10周年記念を兼ねた総会があり、それに招待された。表のメインは講演だったのだが、裏のメインは打ち上げの会食だった。
ついでにと言われ、10分間くらい講演をした。株価指数の作成から見た「投資企業の選択」について喋った。「コマーシャルしていいよ」とのことだと理解していた。
その後、2時間位、他の人達のパネルを傍聴した。医薬あり、AIあり、環境あり、旬の話題が豊富だった。なかなか参考になった。
その後、会食に向かった。Gibier MIYAMAという店である。日本文字で書くと「ジビエ美山」だろう。今日、このブログを書くまでGibierの意味を探らなかったが。
京都の地下鉄北山駅近くにあった店が出発点で、2020年に祇園の北側に移転、オープンしたとある。京都の奥、美山町から届く鹿や猪の肉を料理する店である。
検索すると、今も「リストランテ ミヤマ162」という店が登場する。イタリア風にジビエ料理を提供していたようだ。何故「162」が付くのかは調べきれなかった。店主が美山出身で、その住居の番地が162だったのかとも思うが。
店はカウンター方式である。12席と書いてある。メニューはお任せのみの、小皿料理である。最初4品が提供され、その後、30品あるアラカルトメニューから適当に選んで注文する。選び放題だとか。
食材は、魚(鮎、鯖)、肉(鹿、猪、鴨)、野菜があった。全品ともさっぱりした感じで、いくらでも食べられそうだった。多少ながら遠慮したが。
食べ終わって、「熊はいるの」と質問した。秋に出てくるとか。冬に備えて栄養を蓄えているため、甘いそうだ。「ふーむ」である。
帰り、雨が小振りになっていた。ジビエ料理に仕立てられ、胃袋に入った鹿か猪かのどちらか、それとも両方が僕の脳みそに乗り移ったような。2つ足だから鴨かも。ぶらぶらと歩いて帰った。
追記:ブログの読者から、「162」とは国道162号線のことだと連絡があった。確かに京都から美山を通り、小浜に抜けている。美山にとっての主要街道である。かつて少し歩いたこともあるのに、迂闊だった。
2023/07/01