丹後半島の最高峰であり、一等三角点のある太鼓山(683m)に登った。丹後半島といえば海。なのに「何で夏に丹後の山や」と問われそうだが、趣味だから仕方ない。ほぼ車道と林道歩きで登れる。最後だけスキー場を歩く。
丹後半島は京都府ながら、京都からでも遠い。山陰本線で福知山に出て、そこから京都丹後鉄道に乗り換え、宮津に出る。駅前から丹海バスが舟屋で有名な伊根方面に1時間に1本程度走っている。伊根の手前、岩ヶ鼻で降り、歩き始める。
岩ヶ鼻の村を北西に歩いて抜け、国道を横切り、府道を犀川に沿って歩く。日ヶ谷村の入口から川を離れ、近道を選びつつ車道を登ることになる。「花蓮の里」の表示が近道の目印となる。
天長寺と翠裕(すいこく)の水を見つつ、日ヶ谷村最上部の集落の手前から林道に入る。ほぼ明瞭ながら、をつけないといけないのは、林道に入って300mほど先に分岐があり、そこを上部の林道(通行止めの表示があるが、それは車用)に入ることである。その後は、基本的に稜線の下部に付けられた林道に沿って登っていく。
368.1mの三角点ピークを巻き終わった地点で、地形図にない新しい林道が北の谷側から合流する。その後は本格的な登りになる。620mの独立標高点ピークの南側を巻き、立派な林道(丹後縦貫林道)と合わさる。しっかり舗装された林道はやがて北から西へと向きを変える。峠状の箇所を越えると小さなスキー場の向こうに太鼓山が望める。
スキー場に軽く下り、ススキの草原を登る。夏で草が深いため、まずは奥の林を目指す。広葉樹の林の際に明瞭な道がある。最後に斜面を一登りすれば山頂である。
リフト施設の奥、草の中に、名札とほとんど土に埋もれた一等三角点(683.2m、点名は太鼓山)があった。山頂からはスキー場と関連施設の向こうに若狭湾が見えた。
下りは往路を戻った。岩ヶ鼻バス停に着いたのが10時45分、戻ったのが15時50分だった。暑い一日だったため、予想外に時間がかかった。休息も多かった。家を出てから戻るまで、4.2万歩を歩いたが。
林道は広葉樹の中に続いているため、なかなか気持ちがいい。ただし丹後縦貫林道は2車線あるため、日陰が少なかった。
上の写真は太鼓山の山頂である。写真の中央、草の切り開きの奥に名札と三角点があるのだが、わかりにくい。下はスキー場入口から見た太鼓山である。右手の丘になる。
2023/07/16