昨日は祇園祭の前祭だった。1週間後が後祭である。今年も新町のNKさん家で山鉾巡行を鑑賞した。前年は後祭を鑑賞したとばかり思い込んでいたのだが・・。
去年のブログを見ればすぐにわかるように、前祭を見ていた。18日に山鉾巡行に関して書いているうえに、アップした写真が月鉾と蟷螂山である。今回も蟷螂山を見て、「去年と一緒や」と納得した。
それに知り合いが住んでいる新町には後祭の巡行はない。後祭の山鉾は烏丸御池に集まり、烏丸四条まで、前祭とは逆に巡行する。このため新町のNKさん家からは特定の山しか見られないそうだ。
それにしても今年の前祭、正午の気温が35度近く、最高気温が37.7度の中で行われた。しかも雲一つない日本晴れ?だった。見てるだけで倒れそうなのに、鉾の山に上がって建物や電柱に山鉾がぶつからないように操作している者は死にもの狂いだと思う。冷たい水を掛けてやりたいところだが、山鉾には芸術品とされる織物が飾られているから、水は禁止である(多分)。
新町は前祭の巡行コースではない。正式のには新町御池までである。だから新町を通る山鉾は、もはやアンコールの段階にある。昨日見ているとある山だったか鉾だったかは、声援に応え、残っているちまきを新町の家に向かって撒いていた。昔の山鉾巡行のスタイルである。残念ながらNKさん家には撒かれなかった。声援していたのに。
今日、長刀鉾の前を通った。鉾は巡行の終わった段階ですばやく解体される。鉾が仕舞われる建物の前には、不要になった鉾の飾り(葉っぱ付きの木の枝)、部材の組み立てに使った荒縄、辻回し用に割った竹が並べられていた。今年の巡行を終え、役目を解かれ、後は煙となって天に昇るだけである。
写真、上は長刀鉾の屋根である。ご苦労はん。下は去年も見たカマキリである。
2023/07/18