川北英隆のブログ

祇園祭の還幸祭に遭遇

昨日(24日)、東京からの来客があり、打ち合わせの後、寺町の小料理屋で軽く飲むことにした。予約を開店と同時の17時にしておいた。
大学からタクシーで四条寺町に向かったが、河原町以西の四条通りは還幸祭のため、車が通れなかった。目的地が近いので歩くことにしたのだが、四条通りの歩道も歩けない。地下なら歩けると言われたものの、来客が大きな荷物を持っている。仕方ないので河原町を下り、何とか寺町にたどり着いた。
その店、寺町に面している。コロナの前に使っていた。なかなか良い店で、夫婦でやっていた。どういうわけか、コロナで行かなくなったうちに店名が変わった。しかも開店が、以前は18時だったのに今は17時と早くなっている。
サイトの店の説明を見ると料理人は以前と同じようだった。それで確認がてら予約した。店に入ると、以前のきつそうな女性ではなく、当たりの柔らかい女性が出迎えてくれた。
料理は変わっていなかった。店名が変わった理由を質問するつもりだったが、なんとなく事情を聞けた気がして、この件は問わず語り(意味が少し違うかな)にしておいた。
席は窓側、通りが一番良く見える席だった。と、行列が通り始めた。女性が言うには、還幸祭がコロナ前と同じコースを通るようになった、17時の予約なので祭のよく見える席にしたと。
還幸祭とは八坂神社の神様たちが3基の神輿(御座)、つまり中御座、西御座、東御座に乗り、四条御旅所から氏子の区域を巡行しつつ、八坂神社に帰る行事である。その当日の山鉾巡行が後祭である。ついでに書けば、17日は神幸祭、神様たちが四条御旅所に渡る日である。その日の山鉾巡行が前祭である。すぐ計算できるように、神様は7日間、御旅所に留まる。
四条御旅所は繁華街にあるので目立つ。知らなかったのは、三条商店街(三条黒門通)に八坂神社又旅所が、その少し北側に祇園祭の発祥の地とされる神泉苑があり、また四条仏光寺に八坂神社大政所御旅所があることだった。これらへは還幸祭の時に中御座が立ち寄る。
寺町の2階から見たのは中御座だった。その前を、祇園祭を取り仕切る宮本組が神宝奉持の列をなしていた。昨日、宮本組が歩いているのは気づいていた。何のことかは、これを書くために調べてわかった。
来年も同じ席で見てみようかな。
写真は還幸祭の神輿、中御座である。
20230724還幸祭神輿.jpg

2023/07/25


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