東京都内の地理不案内な場所に行こうとしている。日比谷線の駅から京成上野駅である。いつも使っている駅探「乗換案内」で検索した後、「じゃあ流行りの生成AIならどう答えるのか」試してみた。比較のため、グーグルのBardとマイクロちゃんのBingを使った。
2つのソフトはかなり違う。本音かどうかはともかく、グーグルは「常に正しい回答を提供できるとは限りません」と書いている。マイクロちゃんにはそういう断りはなく、「情報を要約して表示したり、インスピレーションにあふれたコンテンツの作成のお手伝いをします」と積極的に書いてある。
肝心の答えにも大きな差があった。
まずマイクロちゃんの方は、Yahoo路線情報とNAVITIMEを参考にしたとしつつ、2つの案を示した。両方とも迂回路、つまり間違った答えだった。参考したソフトの選択が良くなかった。
一方のグーグルは3つの候補を示しつつ、第一案を大きく表示した。この案は駅探の案と一緒であり、僕ならこの案を採用する。ただしグーグルが一般のソフトを参考にしたのかどうかは何も書かれていない。
他の路線と駅を試したわけではないので、上は単なる一例である。生成AIの特性からすると、少なくとも当面のところ、ダイレクトに検索したほうが良さそうだ。
2023/08/16