今日の日経の朝刊を読んで驚いたことがある。それは日本の3メガの1つ、三井住友銀行の場合、ドル定期預金(6ヶ月と1年)の金利が0.01%だとか。それを25日から5.3%に上げるらしいが。
ドル金利の上昇が今に始まったことではない。昨年春からである。ドル金利の推移を簡単に確認しようと思ったところ、外為どっとコムのサイトに米国政策金利の推移のグラフがあった。FFレート(Federal Funds Rate)の上限値である。現在は5.5%である。
それはともかく、今まで0.01%に放置していた理由がわからない。三井住友銀行だけではなく、他の3メガも追随する可能性があると書いてあるから、よく似たものなのか。調べると、やはり横並びで0.01%だった。
僕の知るかぎり、日本の銀行はドルを調達したがっているはずなのに、どうしてか。それに、この金利でドル預金をしようと思う顧客が本当にいるのか。
証券会社で1年物のアメリカ国債を買うと5%程度の金利が付く。外貨預金をしようという顧客は金融の知識があるはず、証券会社での投資も視野に入っている場合が多いだろう。だから0.01%の金利ではドルは集まらないのではないか。
要するに3メガにはドルの需要が多くないのかもしれない。メガと称されているが、グローバルに見て際立って大きいわけでもないから、ドルでの資金需要もさほど大きくないのかもしれないが。
それにしても一気に5.3%というのも不思議だ。不思議なまま書き終えておこう。誰かに質問するしかない。
2023/09/19