川北英隆のブログ

見張山を越えて高島へ

岩阿砂利山(686.2m)からルートは東に向きを変える。緩やかに下っていくと、木の間から大きなピークが見える。鳥越峰(702m)である。鞍部からの高度差は130mくらいなのだが、途中に岩場があったのを思い出した。
鞍部から登り返していくと、案の定、岩場が登場した。鹿ヶ瀬山と呼ばれるらしい。鹿ヶ瀬は西麓の村の名前である。
ルートは岩場を巻くように付けられている。それが不明瞭である。しかも疲れてきているだけに、上り下りしつつ、岩場を巻くのはなかなか辛い。693mの山頂にある尖った岩にタッチした。その先で岩場が終わった。
後は緩やかに登ると、鳥越峰の手前で分岐に出る。北へ下れば、好展望のオウム岩と岳山を経て高島である。2017年に歩いたので、今回は東の稜線をたどり、高島を目指す。
分岐から少し上がると鳥越峰である。その先に反射板があった。
後は基本的に緩やかな下りが続く。倒木とサルトリイバラが目立つようになる。倒木は今回のようなマイナーなコースの場合、仕方ないとして、サルトリイバラが意外とうるさい。茎の長いのが多く、ストックで横に避けても引っかかってくる。
倒木は迂回ルートがある場合、元々のルートを見失う可能性がある。リトル比良では比較的テープの目印が多いので、それを見つけつつ歩く。当然、地図での確認も怠れない。
一番難しいのは鳥越峰のすぐ先、628mの独立標高点峰の手前、東に下る箇所である。それを過ぎれば、踏み跡は草に隠れた箇所があるものの、比較的しっかり付いている。
見張山の手前で「ろくわ石」という少し大きな岩がある。緩やかに稜線を登り、小さな倒木群を乗り越え、見張山の山頂に着く。三角点(517.1m、点名は音羽山)は大きな倒木に埋もれるようにあった。周りは広葉樹林のため、展望はない。山頂で湖西線の時間を確認し、大休止とした。
山頂から先のルートは状態が良くなる。送電塔の横を2つ過ぎ、打下(うちおろし)城跡の分岐に出る。リトル比良のコースは分岐から北へ、谷に向けて下るのだが、時間があったので城跡に寄った。土塁があり、その先が高台になっていた。案内板以外、とくに遺跡らしきものはなかった。
分岐に戻り、下った。谷の上部までは歩きやすいのだが、その後の谷に沿った下りは傾斜が強く、また細くなった箇所があり、曲者だった。谷の流れが近づくと獣避けがある。それをくぐり、日吉神社の横に出る。舗装に出ると、日吉神社と天満宮の境内の下部だった。
境内から近江高島駅まではすぐである。駅の入口は高架をくぐった先にある。コンビニがあったので、暑かった一日を癒やすビールをゲットした。
上の写真は628mの独立標高点峰付近から見た見張山方面である。どれがどれだか分からないが。下は見張山の三角点である。
20230926見張山方面を.jpg

20230926見張山.jpg

2023/09/26


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