閑話休題に近いが、マイクロソフトのWordの変な癖と対処法について記しておく。対処法は最近発見した。というか調べて知った。
Wordのデフォルトのフォントが「MS明朝」から「遊明朝」に変更になっている。パソコンを入れ替え、マイクロちゃんのOfficeを新しく買ってインストールしたところ、確かそうだったが、フォントが変わっていた。この変更で少し困ったこともあったが、「まあええか」とほったらかしにしていたところ、非常に困ったことが発生した。依頼原稿を書こうとした時である。
依頼原稿を書く場合、通常、それが掲載される紙面の1行の文字数に合わせ、Word紙面のレイアウトを設定する。これには「レイアウト」機能を使えばいい。そうすると依頼先が指定する原稿全体の文字数に合わせやすい。もう1つの理由は、(このブログがそうだが)、Wordのデフォルトの1行の文字数40字だと、推敲のために文字を追う時、視線を大きく動かすことになる。表現を変えれば瞬時に行を追えない。1行20字程度がちょうどいい。
「そしたら、このブログで1行の文字数を40字にしてるのは何でや」と質問されそうだ。理由は簡単で、「あまり真剣に推敲していないから」。だから間違いも多いのだが。
ついでに書くと、原稿は1ページを40行にしている。Word のA4サイズで書く場合、このくらいの行数が僕にとって見やすい。しかもWordのデフォルトの36行だと、最近は暗算ができなくなったので、文字数の計算に電卓が必要となる。
ところが、新しいパソコンでWordを使い始めた時、例えばレイアウトを「横書き、15字×40行」に設定したはずなのに、実際は「横書き、15字×20行」(だったかな)にしかならなかった。行間が広がってしまうのである。
「困った」「Wordのソフトが壊れてるんかな」というので、ふと思いついたのが、以前に書いた原稿を「鋳型」として使うことである。つまり、以前の原稿の文字をすべて消し、できた白紙の上に入力すればいい。それで2年間だか対処してきた。依頼原稿先で、新たに文字数と行数を合わさないといけない先がなかったからでもある。
それなのに、1行の文字数が変則的な(いままでにない文字数の)依頼先が登場した。「どうしたらええんや」と困ったあげく、ネットで検索した。すると、Wordレイアウトの変更の仕方の説明の中に、明快な一文を見つけ出した。曰く、「使用しているフォントによっては・・指定した行数にならない場合があります」とのこと。このフォントの例として「遊シリーズ」があげられていた。
ということでフォントさえマイクロちゃんのデフォルトを使わなければ、1行の文字数と1ページの行数を自由に変えられる。「必要は発明の母」ではないものの、「発見の母」である。それにしてもマイクロちゃんは、いつもながら自分勝手の困ったちゃんである。
2023/10/08