川北英隆のブログ

京大ギャングスターズ水野氏

昨日、京都大学百周年記念ホールにおいて、京大ギャングスターズ元監督水野弥一氏の講演会を開いた。収容500人のホールに300人は入ったか。座席指定ではなく、学生には席を詰める習慣もなく、主催者側として特別の集客もしなかったから、満員御礼に近い。
水野氏は、京大のアメフトチームであるギャングスターズを日本一に導いた監督として有名である。京都大学がスポーツの世界で日本一になるとは、当時、誰にも考えられなかった。
ホールが実質満席に近くなったのは、水野氏が伝説の監督だからである。遠くから元ギャングスターズのメンバーが集った。各界で偉くなった方々もいる。水野氏の講演が終わった後、キャンパス内の施設で、ぎしっと詰まった懇親会が行われた。
講演を聞いて感じたのは情熱と努力、それも徹底した努力の大切さである。その努力は、スポーツだから体に覚えさせることに集約するのだが、その前に頭を使うことも重要となる。アメリカンフットボールはチームプレーだから、監督としての頭脳も求められる。
水野監督の時代に京大ギャングスターズが日本一に輝いたのは、一義的には水野氏がいたからである。それに加え、ギャングスターズのメンバーが水野氏の要求に応えるべき、情熱を燃やし、努力したからである。学生にはハングリーな時代感覚が残っていた。そのハングリーさを許す校風も残っていた。そう感じた講演会だった。
写真は、今からでは遅い講演会のパンフレットと、当日のホールである。
20231103水野元監督講演会.png

20231103見済み講演会.jpg

2023/11/03


トップへ戻る