川北英隆のブログ

高校の同窓会に出席する

4年ぶりに高校の同窓会が開かれた。コロナの直前に卒業50周年記念だった。この4年間に(一人を除いてかな)全員が70を超えた。この歳になると4年のブランクは大きい。
久しぶりのこともあって卒業生150名のうち40数名が出席していた。数えていないが、早くに旅立ったのが10名くらい、この4年間で判明しているだけで2名いるとか。残存数からすると40名はかなりの数である。
会場は奈良ホテルだった。同じフロアにもう1つ受付があった。そちらに引き込まれそうになったが、現実に立ち返ると、受付とその周辺の雰囲気が変に若い。「これは違う」と似合いの雰囲気の受付に仕方なしに出向いた。もう1つは、我々よりも15年程度違う別の高校の同窓会だった。
部屋を借りられた時間は、当初の説明では120分だった。このため、いきなり近況報告が始まり、しかも制限時間が2分/人とのこと。全員2分を意識していたのだが、それでも時間が少しオーバーしてしまった時点で幹事が、「ホテル側のご厚意で30分延長させてもらいました」との説明があった。「ひょっとしてさらに30分かな」と思わなくもなかったが、そこはあっさりと追い払われた。
近況を聞いていると、ほぼ全員70歳超えの実感、実態を伝えていた。本人が何らかの故障を抱えていたり、配偶者(全員男性かな)が大きな故障をしたり。そうはいっても当日出席していた同級生はまだ軽症かもしれない。深刻な問題に直面していると同窓会どころではないだろう。
同窓会がいつまで続くのか。父親の例(戦友の集まり)を見ていると80歳くらいまで続くようだ。とすればせいぜい残り10年か。最近は父親の世代と比べて長生きだろうが、それでも10年少しかなと思ってしまう。
「20年後も続いているかも」と挨拶しておいたが、続いたとしても有志の同窓会だろうか。奈良ホテルなんて格式張らなくてもいい、居酒屋で気楽に集まるのが80歳代の本当の同窓会だろう。
写真は奈良ホテルに宿泊したアインシュタインが弾いたというピアノである。戦後行方不明だったのを見つけ出したとか。海外旅行者のガイドをしている同級生が教えてくれた。
20231120アインシュタインのピアノ.jpg

2023/11/20


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