川北英隆のブログ

丹波篠山の愛宕山と三国ヶ岳

電車の中で慌てて計画した篠山の愛宕山と三国ヶ岳、どう行くのか。「福知山線の篠山までの駅から」と「歩いて登れる山」を基準として設定したから、歩ける距離ながら、2つを同時にとなると少し遠い。結果として駅から往復3万歩程度、山道はまずまずの整備だった。
駅からは南東へと歩く。国道372号線に出て真南条(まなんじょう)の上まで歩き、そこから南東へ、龍藏寺を目指す。寺は愛宕山の北西側にある。そもそもは山岳修行の場だったらしい。寺からは愛宕堂への石段の多い参道を上がる。愛宕堂の直下、長い石段は壊れていて通行禁止のため、右手へと迂回する。
愛宕堂から先は山道になる。滑りやすい斜面を急登し、愛宕山からの北尾根に出る。山頂はすぐである。篠山盆地の西側の展望があった。
北尾根を戻り、そのまま北東へと尾根を歩く。歩きやすい。少し尾根から西側に外れるように下ると分岐に出る。左は龍藏寺へ、右は三田市母子(もうし)への道である。三国ヶ岳へは母子へと下る。茶畑跡を経て母子の村落に入り、青野川を少し遡り、母子小学校(良い名前だ)を見つつ、北へと県道の美濃坂峠を目指す。
峠が三国ヶ岳の登山口である。峠の北側から踏み跡をたどり、東へと急登する。山頂で展望を楽しみながら軽く昼食をとった。下りは山頂から数歩西へ戻り、南へ折れる。こちらのルートは整備されている。下り切り、茶畑を巻きつつ、峠の南側に戻った。
後は南矢代駅へ帰るだけである。母子と龍藏寺の分岐点に戻り、西へと下る。途中で林道に出るので、それを道なりに下ればいい。ミツマタが多かった。林道を下り切り、龍藏寺手前に出ると、後は行きに通った道である。
南矢代駅を出たのが8時40分、戻ったのは14時5分だった。
駅にはオバさんが先に列車を待っていた。70歳だとか。真南条の生まれで、姪の出産祝いのために大阪から?出てきたらしい。篠山の高校まで、自転車で通学したことを話していた。
それで思い出したのはファイナンス分野で初期の頃、名のあった青山護さん(横浜国大)が篠山の出身だったことだ。少し年上の学者に「山家の猿」と冷やかされていた。有名なデカンショ節による。その青山さん、早くに亡くなられた。調べると1952年生まれ、亡くなったのは99年である。
上の写真は真南条から見た愛宕山である。山頂の南側にある送電塔も見えている。下は美濃坂峠付近から見た三国ヶ岳(中央奥)である。草原のようなのは放棄された茶畑だ。
20231227愛宕山.jpg

20231227三国ヶ岳.jpg

2023/12/28


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