能登半島地震の救援活動に関するヤフーの記事を読んで驚いた。どこまで本当かはわからないものの、火のないところに煙は立たない。自衛隊の幹部は現場を知らないのではないか。隊員が救援活動しているというのに、靖国はんに参った幹部も大勢いたことだし。
ヤフーの記事によると、隊員に支給される靴は家屋倒壊地域などの救援作業に向かないとか。水で中が濡れ、木材の釘を踏み抜いて足の裏に刺さってしまう恐れがあるそうだ。服も手袋も懐中電灯も災害救援を想定していないらしい。だから隊員は自分を守るため、自腹で装備を購入するとも書いてあった。
今の自衛隊が日本のために活躍する場面はすべて救援活動である。だとすれば、それ用の装備を揃えるのが当然だと思える。
しかし現場での作業は隊員の担当であるから、幹部には関係がない。戦争のことならともかく、救援活動は「ついで」なので、そのための装備予算を要求するなんて「想定外」なのだろう。だから正規には貧弱な装備しか行き渡らない。
偉いさんも一回くらい、救援活動をするのがいい。今回も人手が不足しているのだから。とはいえ、実際の作業経験がないと邪魔になるだけかもしれなくて、偉いさん、さすがにそれを悟っているのかも。
さらに思うのは、万が一にでも戦争となれば、どのような事態になるのかと。ウクライナのように長期戦になれば、今の自衛隊は本当に国土を自衛できるのだろうか。
それこそ自衛隊の幹部がウクライナに入り、後方でもいいから戦争を体験してこなくてはと思う。後方での瓦礫の排除と復旧作業である。その程度のことでもしておかないと、いざとなった場合、どういう装備が必要なのかが皆目分からない。これが本当の靖国詣でだろう。
国民としては自衛隊員の自衛を助けないとという、アホなことになっているようだ。
2024/01/15